今日のグルーヴ〈424〉
煙草が増税のために、値上げされるらしい。私は煙草は吸わないのだが、私が学生時代の時と比べて、相当値が上がっていることに驚いた。
大学時代、ヘビースモーカーだった友人も、今では、まったく吸わなくなった。それは値上げがきっかけだった。
私は吸おうとした時期もあったが、体に合わず吸うことはできなかった。その代わりビール(正確には今では第三のビール)は、非常に美味しく、体調も良くなる。
ビールは私にとっては健康のバロメーターである。ビールが飲みたいと思わなくなったり、ビールが不味かったりすると、体調が良くないことのサインである。
学生時代から、結石ができやすい体質だが、ビールは利尿作用があるということで、非常に有り難かった。尤も、結石にビールというのは、今では否定されているらしいが。
第三のビールも値上げされた。国は、取れるところからはできるだけ取れ、という姿勢だが、こういう政策が、新しい商品開発を妨げているのではないか。
結局、税収減になっては何のための増税政策なのか。
ところで、北欧では、税率が約70パーセントということらしいが、考えられない率である。その代わり、社会福祉が充実して、老後まで安心ということらしいが、まるで、私有財産を禁止されているようで、結果的に、共産主義が目指しているところに近いように思えてならない。
ただ、生まれてから老後まで安心ということが確実であるならば、それはひとつのユートピアかもしれない。
共産主義を目指そうとしても、過去に成功例がなく、また、資本主義も、修正が度重なる現状である現状で、資本主義における莫大な課税が、共産主義に近いところを成立させるというこの現象は、人類史上最大の皮肉であるように私には思える。