今日のグルーヴ〈314〉
中学の頃、点数と勝負にこだわる授業を展開する先生がいた。 初めて、この先生が発した言葉は、「去年、これまでで最高点の3776点が出た生徒がいてね、感動したねぇ。今年も期待しているからね」 私は最初いったい何を言っているのか分からなかったが、授業が始まって唖然とした。...
今日のグルーヴ〈313〉
小学校から現在に至るまで、いろいろな先生と遭遇したが、思い出すと、様々な個性の持ち主の目白押しであった。 いろいろな個性の先生と出会うということも、勉強の一つなのではないか。 クラスの仲間との出会いは勉強にしたくはないが、学校の先生というのは、一人の人間をじっくり観察し、勉...
今日のグルーヴ〈312〉
AIは、作曲もしてくれるという。脳波を測定して、その人に合った音楽を即座に作って演奏してくれるのだという。 こうなると、作曲家の仕事も奪われるのではないか、と思うのだが、開発者は、むしろ、作曲家のアイディアが増えてたくさん作品ができる、と言う。...
今日のグルーヴ〈311〉
AI(人工知能)は、あらゆる分野で使われ始めている。政治、経済、司法、教育、文化、芸術、医療、機械…つまり、すべての世界で登場しようとしているのである。 会社の経営もAIに判断を仰ぐ。実際、タクシー業界では、AIによって効率的な営業を開始している。...
今日のグルーヴ〈310〉
藤井聡太四段の棋譜は、他のプロの棋士でも、わくわくするくらいの“作品”であるという。 定跡や過去の棋譜の研究を元に、あとは、その場で考えて差していく将棋は、テーマを元に、アドリブで展開していく演奏と、共通のものがあるように思える。...
今日のグルーヴ〈309〉
ベートーヴェンのシンフォニーに畏敬の念、畏怖の念を持って演奏したりすることは下手をすると大きな勘違い、誤解に繋がるように思える。 ベートーヴェンを、人の名前でなく、サーとかナイトといった勲位の敬称だと思い込んでいた、という人がかつていた。...
今日のグルーヴ〈308〉
メトロノーム、チューナーの使い方を間違えると、グルーヴが破壊される。 吹奏楽の世界では、金科玉条の如く、テンポが走ってはいけない、アインザッツを正確に、縦の線と横の線を合わせて、と指導者から言われ、メトロノームやオルガンやチューナーを駆使して練習するが、これは、アマチュアの...
今日のグルーヴ〈307〉
女性は観音菩薩なのか阿修羅なのか。 女性が観音菩薩になるか阿修羅になるかは、私の場合、私次第なのではないか、と自戒を込めて思う。 ただ、最後の最後の言葉で『愛してる』。こんなことを言われたら男は堪らないだろう。 若くして逝かれたのは痛ましくやり切れないことではあるが、でも、...
今日のグルーヴ〈306〉
AI時代を本格的に迎えるという。そもそもAIとは何か。確認すると、“人工知能”であるという。 人間が知能を使ってすることをコンピュータ等にさせようとするものらしい。 しかし、そもそもコンピュータというのは、人間が知能を使ってすることを人間より遙かに速いスピードでやっているわ...
今日のグルーヴ〈305〉
日本国憲法は、改めて読んでみると、理想を掲げた理想的な憲法であると思った。 憲法は、ひとつの継続的な理想をかかげたものであるという側面もあると思う。だから理想が実現できないからといって、また現実とかけ離れているからといって理想を低めたり変えたりするのはおかしい。...