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今日のグルーヴ〈396〉

人間は、誰しも、その潜在意識の中に、生まれてから、現在までの膨大な、知識や経験や洞察の宝庫を持っているという。ただ、その引き出し方を知らないと、宝の持ち腐れになってしまう。


潜在意識という名の宝庫の中の宝、つまり知識や経験を引き出すものは、タグやキーワードと呼ばれるものである。それは正に、宝庫の蓋を開ける鍵である。


故に、我々はそのタグやキーワードだけ忘れないようにしておけばよい。忘れがちな人は(特に私)、スマホのメモにキーワードを一言書けば、それでオッケーである。


これまで、幾度となく、これはいいアイディア、文章が閃いたと自分では思っているが、残念なことに、その多くは、歩いているときや、風呂やトイレに入っているときや、運転しているときだったりするため、ほとんど忘れてしまっている。


忘れてしまっても、本当にいいアイディア、文章だったら、また浮かぶだろう、と思って自分を納得させてはいるが、それらを全部を書き留めていたら、と思うと多少悔しい思いである。


以前は、書き留めるために、小さいメモ帳を買ったり、メモ帳サイズの原稿用紙を買ったり、いろいろなことをしたものだが、肌身離さず、ということにどうしてもならなかった。ほしいときにメモ帳はなかった。


しかし、スマホが登場してから、浮かんだらすぐスマホのメモ帳に書き留めている。風呂以外はたいてい携帯しているので、まずアイディアや文章を失うことはない。


しかもメモは、クラウドなので、即時にパソコンやタブレットに同期される。スマホで書いたものをパソコンですぐに清書できるし、あるいは、続きをまたスマホで書いたりすることもできる。


毎日の生活や仕事や読書や趣味や音楽鑑賞や調べ物など、たいていのことはスマホ一つでできてしまう時代になったことは本当に驚愕である。私の人生の中で最大のカルチャーショックかもしれない。

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