今日のグルーヴ〈380〉
いつの間にか、街の中やホテルの中を外国人が席巻している状態である。
決して、他国の人を無闇に避けるものではないが、このままでは、日本はEU諸国と同じような状況になってしまうのではないか。
EU諸国を見るに、オリンピックの選手でも移民した運動能力の高い人達が出場し、国をかつて形成してきた民族が出ている場合がかなり少なくなっているように見えてならない。世界中のオケが特徴を失ってきているように、民族も、地球規模で同化していくのだろうか。
日本も同じような状況にある。日本人は、どんどん、他の民族と同化していくのだろうか。
ただ、そもそも日本人の定義もはっきりしない。かつて大和民族とか倭人と言われた人達がいて、そこに隼人や蝦夷といった民族が同化していったと言われているが、長い歴史の中で、他にも中国、朝鮮、東南アジア他の民族も大なり小なり日本列島に移民してきているのだろうから、学術的なことは分からないし、あくまでも想像の域を出ないが、すでに民族としては常に変化し続けているのではないか。
しかし、近年、その変化が違和感を感じるくらい激しすぎるように思えてならない。何故、このようなことになったのか。いろいろ理由があるが、これはひとえに日本の男がふがいない、というところに集約されるのではないか。
例えば、最近の吹奏楽コンクールを見るに、中学校、高校、大学と、男女共学であったとしても、たいていのバンドは女性の団員が殆どである。
これはいったいどうしたことなのか。
男はサッカーとか野球、とか言われているが、それは昔からそうで、皆が皆サッカーや野球をやれるわけではないし、やりたいとも思わないだろう。
サッカーや野球は趣味としてもずっとできるわけではない。しかし、楽器は、ほぼ一生ものである。何故、このような楽しいことを今の男はやろうとしないのか。
ただ、実際、楽器は女性の方が巧い、という状況もある。楽器を演奏する為の体力は、女性の体力で十分である。男はだいたい無駄な力が入って自爆するのがオチである。
先日、大学時代の音楽仲間と会ったときも、定年後に、家に居づらく帽子をかぶって街を徘徊しているような男ばかりである、という話になった。
これではますます日本人男は、日本人女から蔑まされ、日本は崩壊していくのではないか。
そもそも戦後教育は、大多数の日本人男を去勢するような教育だったのではないか。