今日のグルーヴ〈341〉
天気予報は、私の子供の頃は、当たらないものだと思っていた。
ところが、最近の天気予報は私の子供頃よりは、はるかによく当たる、という実感である。
スーパーコンピュータによるところが大きいらしい。
最初の気象衛星ひまわり1号は、1977年からの稼働であるから、私の子供の頃、気象衛星はなかったのである。天気予報が当たる確率が低かったのも宜なるかな。
昔の子供にとって天気予報が重要な場面は、遠足、水泳であった。雨が降ると中止になった。
遠足の時、一学年に5クラスあれば、普通5台のバスにするべきだと思うのだが、私が小学生の頃、大抵、バスは4台で、1クラスは、4つの班に分けられて、4台のバスの補助席に座らされたものである。
子供の頃は、そもそも素直な性格であったからか、疑問に思わなかったが、今思えば、何故、バスを減らすようなことをしたのか。節約?
一つのクラスは、ばらばらにされ、しかも、よそのクラスに間借りしているような気分で、しかも補助席で肩身の狭い思いをするのである。さらに、あのような狭い空間に押し込められたら、具合が悪くなる子も出るだろう。
また雨で中止というのも考えてみれば、何故中止にするのか。キャンセル料も高いのであるから、それこそ勿体ない。
しかし、そもそも、遠足や修学旅行など、今やその文字からはかけ離れた性格になってしまった今、無理して行なうこともないのではないか。
大勢の子供達を引率する先生方も神経をすり減らすだけなのではないか。一学年ごと旅行で移動することなど、尋常なことではないし、危険なのではないか。惰性でやっているのであれば、新たな企画を!