今日のグルーヴ〈328〉
野党に期待が持てないから、与党の派閥に期待するという妙な時代になった。
二大政党制が日本では育たなかった今、二大派閥制による政権交代に人々は期待するのかもしれない。
金権体質の派閥はいけない、と言っても、結局存続しているのだから、派閥ができる必然性があるのだろう。
ところで政界では、言った言わないという水掛け論に終始するということばかりやっているが、内外の情勢に鑑みるに、そのような事をしている場合なのだろうか。
ただ、このようなことを真面目にやるからこそ、人間は、愛すべきものでもあるような気がする。
AIはどうなのか。とりあえず、無駄はかなり省かれるだろう。しかし、その無駄も含めてAIが獲得したならば、いよいよAIが人間に取って代わる日がくるのではないか。人間より優秀で、しかも愛すべき性格も併せ持ったら、人間がかなうはずもない。
AI時代になると、今の職種の半分は無くなるという予想があるので、安定している公務員や大企業に就職することを考える人が増えると思うが、公務員や大企業でも、AIが席巻するのではないか。
おそらく、AIについても、あるところまで行ったら、できるかできないかの議論ではなく、やるべきかやらないべきかの議論をするべきなのではないか。
しかし原子力にしても、止め時が分からないまま、あるいは踏ん切りがつかないまま、手遅れになるところまで行ってしまうような気がしてならないので、AIも気づいたら、人間が支配されていた、ということになるのではないか。
過去に何度も繰り返されているが、気づいたら、戦争になっていた、というのと同じである。
残念ながら人間は、同じ失敗を何度もしてしまう性質がある(特に私)。