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今日のグルーヴ〈277〉

政府の外交政策から始まって、来日する観光客に至るまで、日本人は国民性として、親切とか優しいとか世界から言われているようだが、これは本当に日本人の美徳からもたらされたものであろうか。


未知のもの、得体の知れないものに対して、単に外面(そとづら)がいいだけ、臆病なだけ、ではないだろうか。その証拠に、ある程度分かっているものに対しては、手のひらを返したようになることがよくある。


情けは人の為ならず、という言葉がある。これはよく誤解されているが、本来は、情けを人にかけるのは、その人の為にかけているのではなく、情けをかけると、回り回って自分に返ってくる、という意味であるが、例えば、東日本大震災の時に、世界中から、日本に励ましの声や支援の声があった。これは正にこの言葉の本来の意味そのものであろう。

しかし、良心に従ってでは無く、自分に返ってくるから情けをかけようという魂胆があるとしたら、それは、不純ではないだろうか。

いま、Youtube等の配信では、日本の美徳を盛んに自賛しているようなものがあるが、本当の意味での良心に従った美徳をもつ人であるならば、自画自賛など、そもそも恥ずかしくてしないだろう。

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