先日パスポートを更新してきました。


ふと10年前の写真と今の写真を見比べる。。。

"Follow The Light"
ヴィオラ奏者 安達真理

 

第13回

「10年」

Mari Adachi, Vla

 

東京生まれ。4歳よりヴァイオリンを始める.
桐朋学園大学在学中にヴィオラに転向。卒業後、同大学研究生修了。

 

2009年よりオーストリア、ウィーンに渡る。

ウィーン国立音楽大学室内楽科を経て、2013年スイス、ローザンヌ高等音楽院修士課程を最高点で修了。

 

2015年、同音楽院ソリスト修士課程を修了。

 

2013年よりオーストリアの古都インスブルックのインスブルック交響楽団にて2年間副首席ヴィオラ奏者を務める。2015年夏、6年間の海外生活にピリオドを打ち、日本人として改めて日本の役に立ちたいと決意を新たにし、完全帰国。

 

2005年霧島国際音楽祭にて特別奨励賞、優秀演奏賞受賞。
第6回大阪国際音楽コンクールアンサンブル部門第1位およびラヴェル賞受賞。


2006、2007年ヴィオラスペースに出演。『サイトウ・キネン若い人のための室内楽勉強会』に参加。


2007~2009年N響オーケストラアカデミー生として著名な指揮者、演奏家と共演、研修を積む。


2009年小澤征爾音楽塾オペラ・オーケストラ両プロジェクトにてヴィオラ首席奏者を務め、日本と中国にて公演。


2010、2011、2013年とオーストリアのセンメリンクでの国際アカデミーに参加する度、全弦楽器を対象とするコンクールにてソリスト賞を受賞。


2011年バーデンバーデンのカール・フレッシュアカデミーにて、バーデンバーデン管弦楽交響楽団とバルトークのヴィオラ協奏曲を共演、特別賞を受賞。


2011年よりカメラータ・デ・ローザンヌのメンバーとして、ピエール・アモイヤル氏と共に、スイス、フランス、トルコ、ロシアの各地で多数の公演を行なう。またこれまでにアライアンス・カルテット、ルーキス・カルテットのメンバーとしてオーストリア、ハンガリーを中心に公演を行なう。


2014年、バンベルク交響楽団にて首席ヴィオラ奏者として客演。


2015年、ローザンヌ室内管弦楽団とマルティヌーのラプソディー協奏曲を共演。
同年夏、モントルージャズフェスティバルに出演。クラシック音楽のみならず、幅広いジャンルで活躍。


世界的なヴェルビエ国際音楽祭にて、アマチュアの人たちの室内楽のレッスンにあたるなど、指導者としても活動を始めている。


ヴァイオリンを篠崎功子氏、ヴィオラを店村眞積氏、ジークフリード・フューリンガー氏、今井信子氏、ギラッド・カルニ氏、室内楽を、東京カルテット、ヨハネス・マイスル氏に師事。その他国内外にて多数のマスタークラスを受講。


http://www.mariadachi.com
 

https://twitter.com/AdachiViola

 

https://www.facebook.com/mari.adachi.viola

 

聡明な解釈と美しい音による豊かな表現。彼女はアーティスティックな才能を持っている。』

——ギラッド・カルニ(ローザンヌ高等音楽院教授、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団首席ヴィオラ奏者)

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この10年に想いを馳せる。。。

 

10年前初めて海外のコンクールを受けるために、このパスポートを作った。自分が留学することも、海外のオーケストラで仕事をすることも、そして、こうしてまた日本に帰ってくることも全く考えていなかった。

 

この10年間で出逢った人たちのことも知らなかった。

 

自分の積み重ねてきた時間、運命が一時でも交差した大事な人たちへの愛しさで胸が熱くなる。

 

この10年で得たものも失ったものも、嬉しかったことも悲しかったことも、今しっかりと私の心の中でそれぞれの輝きを放ちながら息づいている。

 

そしてそれが「今」以降への原動力となる。

 

積み上がっては崩れることの繰り返しのように感じることもあるけれど、こうして大きなスパンで見たとき、少しずつでも着実に成長していると思えることを幸福に思う。

 

色々なこわばりや怖れが、タマネギの皮のような薄さで、時間と苦しみを時に伴いながら、一枚一枚剥けていく。

 

剥けてみると、その身軽さと心の晴れやかさに感動する。

 

しばらくすると、その下にまだ薄皮が大量に残っていることに気付くけれど、経験を重ねるにつれて、それに立ち向かう心構えと気合いの力強さに変化が表れる。

 

七転八倒することに変わりはないが、その質が変わってくる。全ては結局自分と向き合うことだという理解が深まっていく。

 

そんなことを繰り返しながら、豊かに歳を重ねていきたいと思う。

 

いろんな過去の時点での「今」の積み重ねで、今この瞬間の自分がいる。

一瞬一瞬自分が創り出す感情や状況に責任を持って、自分を幸せにしよう。

 

そう決意することの大事さを改めて感じる今日この頃。

 

そんな想いは、私の音楽にも直結していると思う。

 

音楽は、瞬間瞬間の感情の動きや判断で色がガラッと変わる。だからこそ、最高の音楽のために最高の瞬間を選んでいく力を、普段から鍛えていようと思う。

 

音楽家としてのタマネギの皮も絶賛剥いている最中です♪

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