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『おみぃのおと。』
ヴァイオリニスト 尾池亜美
第9回 基礎練時は音程とか気にしない
ハイフェッツの音階練習をもとに、3度の練習の最中ですが、同時に右手のエクササイズをしています。どちらかといえば左手の3度よりも右手の指に集中しているので、3度の音程はぜんぜん気にしていません。
そして右指を動かすことに集中しているので、発音や音の美しさも全く気にしていません。むしろ気にしちゃいけないんです。慣れない動きだから、変な音が出て当たり前なんです。
ある1点に集中しているときは、他は気にしない。右指が色々な形をとっても弾けるようになる。これだけに集中します。
右手の持ち方を変えて練習するというのは、普段あまりしませんが、クレス氏が薦めるエクササイズの一つです。これによってどんな状況(FFやPP、音色の変化のために持ち方を工夫したり)であっても、弓の持ち方を柔軟かつブレれずに保てるような「指の筋肉」が育ちます。
やっぱり正しい持ち方とはいえ一つの持ち方には固執出来ません。柔軟なのが一番。柔軟であるために、時には音質を犠牲にしての基礎練習も、大いに有りです。
まだまだ変化、進化し続けるぞー。
今日はこんなところです。
また今週の金曜日、8/7にUstream放送する私のライブ情報をお届けしますね。
日本時間の夜19:30から21:30のオンエアです。もちろんその後も記録としてご覧いただけます。
アッコルドのウェブサイト上でも見られるようにします。こちらから
それではまた!
Ami Oike
French Romanticism
尾池亜美 ヴァイオリン
尾池亜美(ヴァイオリン)
佐野隆哉(ピアノ)
セザール・フランク:ヴァイオリン・ソナタ・イ長調
カミーユ・サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調Op.75
クロード・ドビュッシー:夢
定価2,500円(税込)
こんにちは、、、
暑いですね。ヨーロッパの建物はたいてい連坊がついていないのですが、近年極端に暑くなることが増えて、とうとうグラーツの家でも扇風機を購入しました。
日本に帰ると亜熱帯を感じます。冷房をつけないと、練習になりません。
やっぱりある程度空気がカラッとしていないと、意識も朦朧としてきて集中できません(笑)なのでコンサートホールも、寒いくらいのことが多いですが、それでもありがたいですね。
さて今回も動画をご用意しましたが、方法論ではありません。どちらかといえば「何でもない日常」のような。そして基礎練習をしています。
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