top of page
第10回
パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール
レッジョ・エミリア便り
音楽ジャーナリスト 渡辺 和
イタリアの・レッジョ・エミリアにて
第10回パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクール
いよいよ、本選間近だ。
音楽ジャーナリストの渡辺 和さんが
大阪からイタリアに飛んで
リアル・タイムでレポート。
このコンクールは
ライヴストリーミングを行なっているので、
リアル・タイムで演奏を鑑賞することもできる。
現地の審査員、聴衆と一緒に
コンクールを聴くことができるのである。
http://www.iteatri.re.it/Sezione.jsp?titolo=Live+Streaming&idSezione=3387
今回のコンクールでは、10団体が出場
課題曲として、
1次予選では、ベートーヴェン《ラズモフスキー》第1番の第1楽章(ペータース版)、それに列挙された古典派、ロマン派、現代までの作品群から1曲。
2次予選は古典派からロマン派までのリストから1曲、それに近代から現代までのリストから1曲。
3次予選はリストアップされた古典派から1曲、ベートーヴェン《ラズモフスキー》第1番全曲、それにマティアス・ピンチャー、トマス・アデス、ヴォルフガング・リームの3曲からどれか1曲。そして本選は、リストにある全演目からお好きな1曲である。
審査員
池田菊衛氏(審査委員長ヴァイオリニスト・元東京クァルテット)
フレッド・シェリー(チェリスト)
ジェラルディン・ヴァルサー(ヴィオリスト、タカーチュQ)
ハイメ・ミューラー(ヴァイオリニスト、元アルテミスQ)
シモーネ・グラマグリア(ヴィオラ奏者、クレモナQ)
エンリコ・ブロンズィ(チェリスト、トリオ・デ・パルマ)
マルタ・アルゲリッチ(ピアニスト)
パオロ・ボルチアーニ
国際弦楽四重奏コンクールについて
http://www.iteatri.re.it/Sezione.jsp?titolo=Competition+2014&idSezione=2437
このコンクールが開催されている
イタリアのレッジョ・エミリアは、
戦後ヨーロッパで弦楽四重奏の
ひとつの頂点を極めた
クァルテット・イタリアーノの誕生の地である。
第二次世界大戦で
心に傷を負った多くの人々に
クァルテット・イタリアーノは、
その純正な弦楽四重奏の響きをもって癒やし、
その活動は、
イタリア、ヨーロッパ、世界へと
拡がっていったのである。
クァルテット・イタリアーノの
第1ヴァイオリン奏者の
パオロ・ボルチアーニが
1980年に没したその7年後、
彼の楽器と
妻であり第2ヴァイオリンの
エリサ・ペグレッフィの使っていた
ヴァイオリン
を賭けた弦楽四重奏コンクールが始まる。
これが
パオロ・ボルチアーニ国際弦楽四重奏コンクールの
始まりである。
このコンクールのさらなる詳しい経緯は、こちらから
*レッジョ・エミリア便り
*レッジョ・エミリア便り〈1〉
レッジョから世界への歴史
*レッジョ・エミリア便り〈2〉
1次予選結果と参加団体
*レッジョ・エミリア便り〈3〉
審査員・演目
*レッジョ・エミリア便り〈4〉
2次予選結果と3次予選演目
*レッジョ・エミリア便り〈5〉
池田菊衛 審査委員長インタヴュー
*レッジョ・エミリア便り〈6〉
3次予選結果
*レッジョ・エミリア便り〈7〉
結果発表
*レッジョ・エミリア便り〈8〉
エピローグ〜大阪、レッジョ、そして…
bottom of page