《パルシファル》はドイツ語圏劇場ではイースターの定番演目だ。半世紀以上変わらない演出を誇る劇場もあるが、フランクフルトの舞台は猛烈な前衛的解釈ではないものの、極めて刺激的でモダン。その一方、ド・ビリーが指揮するオーケストラは如何にもヴァーグナーなタップリした重厚な響きを聴かせてくれる。