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『おみぃのおと。』

 

ヴァイオリニスト 尾池亜美

第8回 『モーツァルトのカデンツァでアイリッシュ』

ダブリンの中心街はパブという古き良き居酒屋さんがひしめき合っています。大半のパブがヴィクトリア女王時代のスタイルの建て方をしており、とても風情があります。
 
世界中のアイリッシュパブも、同じスタイルで作ってあります。

Ami Oike

French Romanticism

尾池亜美 ヴァイオリン

 

尾池亜美(ヴァイオリン)

佐野隆哉(ピアノ)

 

セザール・フランク:ヴァイオリン・ソナタ・イ長調

カミーユ・サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調Op.75

クロード・ドビュッシー:夢

 

定価2,500円(税込)

 

http://sp.tower.jp/item/3538794/French-Romanticism<通常盤>

こんにちは。
ちょっとした旅で、アイルランドのダブリンへ来ています。
なので、今回はヴァイオリンのお役立ちコラムではなく、旅コラムです。(笑)
 
ヨーロッパの街には大抵旧市街があり、お店が並ぶ歩行者のためのメインストリートがあります。
 
そこで素敵なパフォーマンスをやっている人を見つけました。
 
ダブリンの街角で
 
ヨーロッパと言いましたが、イギリスはどこをとっても、大陸のヨーロッパとは違う雰囲気を持っています。
 
イギリスの人たちとの会話で驚いたのは、彼らもフランスやドイツに行く時に『ちょっとヨーロッパ行ってくる』などと言うのです。
 
そのくらい街の作りも、雰囲気も民族性も、確かに違います。
そして何と言っても、アイリッシュ音楽の生演奏。
店によっては午後から夜中まで続くのです。
 
 
パブから出るとまたすぐ屋外演奏がひしめき合い、ウィーンとは違った意味で音楽の都の様になっています。そして本当に治安が良い。普段ヨーロッパにいてよく感じる緊張感を、ここでは感じませんでした。
 
きっとみんなビールと音楽で不穏な心は忘れてしまうのでしょう。
 
私が初めてアイリッシュ音楽を演奏したきっかけはGilles Apapという人の動画を見て衝撃を受けた時です。
 
彼は、モーツァルトの協奏曲3番のカデンツァで、見事にアイリッシュ音楽その他を組み込んでいるのです!
彼が他の動画で演奏するアイリッシュ・フィドル(fiddle=ヴァイオリンの別称)の曲を耳コピで弾いていたのでした。
耳コピは、耳で聞いてコピーすることです。
 
とにかくこのカデンツァは衝撃的です。
私もいつかこんな感じで、日本の曲を盛り込んだカデンツァを演奏したいなと思っています。
 
あ、前回の肩の話なのですが、
いま肩をさげたまま弾ける様にはなったけど、姿勢と骨格自体がまだまだ変化の途中なのです!
 
またその記録を次回書きたいと思っています。
 
それではこの辺で!
チュース! 

© 2014 by アッコルド出版

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