尾池のブルーマンデー憂さ晴らし

ヴァイオリニスト 尾池亜美

第84回

東日本大震災復興支援のための

コンサート

こんにちは! 憂さ晴らしのお時間です。
 
先週は大阪、箕面市に行ってまいりました。
メイプルホールというこのホールへは、二度目の4年ぶり。
大阪に親戚がいる関係で、2010年に一度、高校大学と同期のピアノの山本恵利花と、箕面市障害者事業団とみのおエフエムの15周年記念のチャリティ・コンサートで弾かせていただき、今回は同じメンバー+もうひとりで、東日本大震災復興支援のためのコンサートでした。
 
箕面市は震災の直後から岩手県大槌町への食料やさまざまな具体的な支援をし、現在も続けています。今回のコンサートでは、まず始めに現地で働かれている職員の方から支援の実況報告をしていただき、その後をコンサート形式としました。
 
今回コンサートで初めて、中澤宗幸作の、津波の流木を使って作られたTsunami ヴァイオリンを使用しました。以前からご縁のある箕面に、この楽器を連れて行きたかったのです。
 
既に300名以上に弾かれているこの楽器。ヴァイオリンとしてはかなり数奇な運命をたどっているこの楽器と、出来るだけ仲良く成って演奏したかった。
3日間お借りしてる間に、弦を張り替え、自分の2本の弓を交互に試し、肩当てをあれこれためし、楽器の特性を知る。これがいい、と思ってても、ホールで弾いたらやっぱりこっち〜などとあれこれし、ようやく出したい音に。
 
日本の素材を使っているからやっぱりどこかで日本の音なんだよな♡と思ってしまうのですね。折角なので、日本の音楽を演奏したくて、武満徹の悲歌と、日本の童謡メドレー東北のうたスペシャルを。
 
雪の降る町を、は山形の鶴岡市だとわかっていたのですが、荒城の月や、ゆうやけこやけ、あと汽車ポッポなども東北由来のもので、普段あまり童謡の生まれた土地って気にしないけど、知ってみると意外と面白いな、と思ったり。
 
私は実は大の童謡好きで...というのも、自分が生まれて教育テレビを見始め、8年後と10年後に弟が続けて生まれたので、自分が10歳ごろ17歳ごろまで再び教育テレビに浸かっていたのです。歴10年くらいというところでしょうか。
 
だから某「おかあさんといっしょ」も、歌のお兄さん、お姉さんも、何代も知っているし、キャラクターも「にこにこぷん」に始まり、「ぐ〜チョコランタン」くらいまでは現役(笑)なのです。
 
だからいっぱい童謡を聴きました。
まあそれはどうでもいいのですが(笑)
 
日本にはたくさんきれいな歌がありますよね♪
 
日本の童謡メドレーのあとから休憩を挟んで、クラリネット吉田誠氏を迎えて様々なアレンジものを。
吉田君の音というのは前からカラフルだと思っていたのですが、最近又楽器が新しくなり、また技術で野太さと繊細さを巧みに使いわけるので、弦楽器やピアノとも自然に調和するんです。どんな曲も、とても演奏しやすい。
 
ひたすら盛り上げて頂いて、サラサーテのカルメン幻想曲で締め、皆さんで聖しこの夜を歌い、とてもいい本番となりました。
 
このコンサートを作り上げてくださったのは、箕面市でまさにまちづくりに貢献されている、箕面FMまちそだて株式会社の皆さんでした。普段コンサート制作などはされていないのに、とても丁寧で温かいコンサートを作っていただき、感謝の思いでいっぱい。
この御縁を、これからも大事に生きていたら、またいつか、岩手県大槌町を訪ねる機会もある気がして、楽しみにしています。
 
さて今週は東京へ戻り、再びJAGMO、Japan Game Music Orchestraの公演です。今回は新しい挑戦だらけで、どうなることやら♪とても楽しみです。
 
それでは、この辺で。よい一週間を!!
 

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