尾池のブルーマンデー憂さ晴らし

ヴァイオリニスト 尾池亜美

第78回

変化しながら自分の道を

こんにちは!憂さ晴らしのお時間です。
東京は憂さ晴らしがいらないほど、晴れています!
 
さて、先週末は荻窪音楽祭、私も最終日に出演してきました!
荻窪音楽祭は、今年も、大盛り上がりです。年々お客さんが倍倍ゲームの0歳児のためのコンサート。杉並区が支援する、南相馬市原町の中学校の吹奏楽部の皆さんと、杉並区の小中学校のコラボ演奏会。
 
地域のボランティアの皆さんで作り上げる、クラシックの熱いお祭りです。
 
私が出演したのは、日本フィルハーモニー交響楽団の杉並公会堂シリーズでした。
指揮は藤岡幸夫氏。曲は日本で初お披露目の、シベリウスのヴァイオリン協奏曲!
 
リハーサル、ゲネプロ、本番と、良い経験、させて頂きました。彼らとはもう何度か共演していますが、毎回1,2年ぶりなので、その都度、変化した自分で本番に臨めるので、文字通り育ててもらっていると感じます。
 
今回は、ここ1,2ヶ月での大きな変化があって、その都度姿勢や弾き方、左指の抑える位置まで変えながら本番まで持っていきました。
直前まで弓のダウン、アップも変えながら…ここだけの話、本番だけ変えたものも…笑
 
クレス先生が『僕はいつも色々なものを変えるんだ…』と言いながら、弓から始まり肩当て、フィンガリング、ボウイング…と毎日のように変えているのには励まされます。
 
だんだん演奏の型が出来てくると、変化を恐れるようになるものかな、と何と無く思っていたのですが、このおじいちゃんは真逆で、何歳になっても常に新鮮な気持ちで弾けるよ。と、道具をとっかえひっかえするのです。
 
変化しながら自分の道を選んでいく姿勢は自分にも合っているように思います。ヴァイオリンを続けるという変化しない道の中で、色彩豊かに変化しながらこれからも演奏して行きたいと思います。
 
紅葉が美しい季節ですね。どうぞ彩りを楽しんで、よい一週間を。

© 2014 by アッコルド出版