今日のグルーヴ〈423〉

少子高齢化で尚かつ、若者の運転免許取得が減少している現状では、高齢者の運転による事故は、今後も増えていくことが予想される。


高齢者が免許を返納するという制度もあるが、おそらくごく一部であろう。返納してほしい人が返納せず、返納しなくても良さそうな人が返納する、ということも起きうるだろう。


そこでだが、免許の更新時に、高齢者のための実地教習を制度化すれば、効果をあげるのではないか。


実地の試験ではない。再実地教習である。


何も初めて免許を取得した時のように27時間も教習するのではなく、1時間、もしくは、2、3時間程度でも、かなりの効果が期待できるのではないか。


免許の更新のたびにあれだけ高い料金を払っているのだ。それくらいしてくれても良さそうなものである。


尤も、運転免許試験場では、とても対応しきれないだろうから、各地にたくさんある自動車運転教習所に代行してもらうのである。


書いていて、何も高齢者に限らず、あらゆる世代が、免許更新時に、再実地教習を受ける、ということがあってもいいのではないか、と思えてきた。


運転が危ないのは、何も高齢者に限ったことではない。どの世代も危険性はある。ただ、高齢者の事故が目立つのであろう。


どの世代も危ない運転をする人はいる。何故、黄色の信号にもかかわらず、急いで突っ込んでくるのか。せこいとしか思えない運転もある。


そもそも、自動車のスピードや力というものは、人間の理性の及ぶ範囲を超えている。ゆえに、自動車に乗った瞬間、理性がぶっ飛んで、ジキル博士とハイド氏のように人格が変わってしまいやすい人がいることも事実である。


実地教習では、運転者の人格変貌を見極めることもできるだろう。


そうすれば、教習所にとっては、運転免許取得者の減少をカバーできるかもしれないし、高齢者に限らず運転者にとっては、心の安定を得られるのではないだろうか。


それでも事故は無くならないだろう。ゆえに最近では自動車にセンサーのようなものを搭載して、衝突を防ぐという仕様の車にも期待が高まっている。


しかし、あらゆる車がそのようになるのはいつの日なのか。あるいは、たとえそのような車が普及したとしても、やはり、免許更新時の、再実地教習は必要なのではないだろうか。


オーケストラでも、再オーディションをするところもあるのである。



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