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今日のグルーヴ〈418〉

テレビのタペストリー化を希望したい。


テレビがどんどん薄くなり、4K、8K化が進むにつれ、テレビは壁に張り付けて、つけっぱなしにする。つまりタペストリーの代わりにしたら、何かにつけて便利なのではないか、と思える。


昔の感覚だと、電気代が勿体ない、ということになるし、テレビばかり見るテレビ人間になってどうするのか、ということになるのだろうが、電気代はともかく、テレビばかり見ているわけではない。


つまり、タペストリーなのである。常に世の中の動きを察知したい人にとっては、見るともなく聞くともなく、情報が入ってくる、ということが大切なのではないか。


実際、インターネットテレビ局が流す放送、特にニュース番組は、タペストリーにぴったりであるように思えてならない。地上波のように肩に力が入っていない分、こちらも肩から力が抜けて見たり聞いたりすることができる。


また、ニュースも繰り返し放送されるので、見逃したり、聞き逃すことも少なくなる。


現在の地上波は、ニュース番組か、お笑い番組か、その折衷番組くらいしかないが、同じニュースやニュース映像を何度も使っている。これはすでにタペストリー化の兆しなのではないか。


であれば、同じような放送のチャンネルがたくさんあっても仕方が無い。BSやCSには、ある程度専門性があるが、がインターネットやYoutube等の動画で満足、という人も多いのではないか。


かつてテレビが映画館を喰ってしまった時代があった。しかし、今、映画は復活し、インターネットとも性格が異なるテレビ、特に地上波は、行き場を失い、中途半端な状態のままなのではないかと思えてならない。


ゆえに、地上波は、各局ごとに専門性を持たせ、なおかつタペストリー的な性格を持たせてほしい、と思う今日この頃である。

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