今日のグルーヴ〈408〉
生徒からだけでなく先生からも虐められるという状況で、虐められている子はどのようにして身を守るべきなのか。
私は、以前、今後、大人の世界では、ハラスメント対策にICレコーダーやスマホが必携になるだろうから、学校でも解禁すべきなのではないか、と書いたが、その思いはさらに強くなった。
さらに、巷では、自動車の走行中に、走行妨害等の嫌がらせをされるという事件が多発していて、その抑止のために、ドライブレコーダーの需要が増えているという。
そのうち、ドライブレコーダーもずっと小型化されて、例えば、眼鏡等に設置すれば、まさにハラスメント対策になるだろう。
書いていて嫌になる話ではあるが、そうでもしないと命を守ることができないのであれば、仕方ない、ということである。人間は、いまだ成長していないのである。
ブラジルで、虐められている子が発砲事件を起こし、死傷者が出た、というニュースもあった。
日本でも、いつ虐められている子が暴発して、事件を起こさないとも限らない。
実際、私は、学生時代、人を蔑むようなあだ名を付けられて、ことあるごとにそのあだ名で誹謗中傷され、嫌な思いをずっとしていたことがあった。
一度、鬱積した感情が爆発して、機動隊が放水するがごとく、水を浴びせまくったことがあったが、銃があれば発砲していたところである。それくらいハラスメントは危険なのである。
一般的に高校くらいまでは、スマホの学校持ち込みは、禁止がほとんどである。その理由は、学業に関係ないから、ということらしい。
学業に関係ないという理由は建前にしか過ぎない。本当の理由は他にあるだろう。
それはともかく、学業に関係ないと言っている先生は、生徒の命を必ず守ってくれるのか。
命を守るために必要であると言っているのである。