今日のグルーヴ〈371〉
早朝、Jアラートが鳴った。緊急地震速報の音もそうだが、ぞっとする音だ。
戦前の空襲警報にも、当時の日本人はぞっとしたに違いない。
戦後70年を過ぎて、こういう音を鳴らすような事態になってきたことにぞっとする。
対象地域が、北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、山形県、福島県、茨城県、栃木県、群馬県、新潟県、長野県、つまり、東日本と北日本であるが、長野県があって、何故、埼玉県や千葉県や山梨県や神奈川県、そして東京都がないのか、分からない。
もし、東京を入れたら、パニックになるからだろうか。
Jアラートが鳴ったら、頑丈な建物や地下に。なければ地面に伏せて頭を保護しろ、という。
頑丈な建物や地下というのは、身近にある人ばかりではない。
地面に伏せて頭を保護しろに至っては、終戦直前の竹槍を連想させる。やらないよりまし、ということなのか。
国と国とが友好関係を保てるか否かは、家庭や地域社会の平和が保てるか否かと似たような人間臭さがあるような気がしてならない。
暴発ということもありうる。
一切、付き合わない、という方法も考えるべきなのではないか。