今日のグルーヴ〈350〉
元副総理の後藤田正晴氏によれば、自衛隊存立の根拠は自然権であるという。国外から不法な攻撃を受けたときに反撃するのは自然権なのであるという。
憲法がどうであれ、まずは自然権があるのだ。おのずと自衛隊は文字通り専守防衛でなければならないし、無闇に自衛隊を利用してはならない。そこはけじめをつけなければならないのだという。https://www.youtube.com/watch?v=Q_VITo4az2U
これで、すべてすっきりするのではないか。
憲法第九条と自衛隊とはなんら矛盾しない。
自衛隊の存立の根拠は証明されているし、また、なし崩し的に海外に派遣している現状に警鐘を鳴らしている。
憲法を改正する必要性はどこにあるのか。
先の大戦後70年にわたって戦争がなかった国は、国連加盟国190カ国以上の中で、8カ国だけだという。その中に勿論日本があるわけだが、日本国憲法が平和に果たした役割は、実証されている。
なんで無理矢理改正するのか。
押しつけられたものだから?
しかし、それは事実誤認なのではないか。
以前NHKの番組で、日本国憲法は、一概に一方的に押しつけられたものではないことが語られていたが、TBSでも同様の報道がなされていた。
日米の合作であるという。特に第9条に関しては、時の総理であった幣原喜重郎の意見が盛り込まれている。その証拠とも言える赤字を入れた校正刷りも放映されていた。
日本国憲法は押しつけられたものだから、作り直そうというという意見の前提条件が根本的に覆ることになる。
もう一度言いたい。憲法を改正する必要性はどこにあるのか。
日本は先の大戦後70年にわたって戦争がなかったのである。
日本国憲法が平和に果たした役割は、実証されているではないか。