今日のグルーヴ〈334〉
日本のシャンプーの歴史は、経済成長と並行しているように思う。
私が幼少の頃は、石鹸がシャンプー代わりだった。ゆえに、髪の毛がごわごわになる。
そのうちに、バックされた粉のような髪の毛専門の、つまりシャンプーが家に登場し、そのうち液体のものになり、さらに容器に入れられるようになり、さらには容器がポンプ式に成り、そして詰め替え用も登場した。今私はポンプ式のボトルは使わず、詰め替え用のものを詰め替えずにそのまま使っている。
この間、リンスなるものが登場し、さらにコンディショナー、トリートメントと登場。この三つの違いはよく分からない。ネットで調べても頭に入ってこないし、使ってもいない。
さて、製品が進化するのはいいことなのかもしれないが、日本は、どんどん品揃えを新しくして、かつて登場したものは、どんどん無くなっていく。
海外へ行くと、石鹸もシャンプーも、昔使ったことのあるような懐かしい香りがしたりする。おそらく日本のように頻繁にチェンジはしないのだろう。
ただ、現在使っているものにしてからは、抜け毛が減ったように思う。とっくに禿げることを覚悟していたのだが、どういうわけか、我が家の家系に反して、一応、体裁は保っているので、やはり、シャンプーの進化は大切である。