今日のグルーヴ〈330〉
かつては、年に、二、三回は風邪をひいていたが、歳をとったせいか、体調を落としたとしても、風邪をひかなくなった。
以前は、夏風邪もひいたものだが、それもなくなった。夏もインフルエンザはあるらしいが、冬の時期も含めてインフルエンザにもならない。予防接種を全然していないにもかかわらずである。
歳を重ねると、たいていのインフルエンザの抗体ができているのかもしれない。
風邪はひかなくなったが、若い頃のように無理をすることはできなくなった。かつては、週休二日制どころか、月休二日くらいの勢いで仕事をしていたが(せざるを得なかった)、今では、そのような体力も気力もない。
また音楽活動も一時期、三つのオケと一つの吹奏楽と一つのブラスを掛け持ちしていたが、もはや無理である。
過重労働が社会問題になっているが、仕事イコール趣味という人は、おそらく、いくら仕事をしても心は充実しているだろうし、過重労働という実感もないのではないだろうか。
しかし、やはり、それでも気がつかないうちに体調を崩したりするのだろう。それはむしろ神の思し召しのように思える。
ただ、私は健康診断を何年もしていない。掛かりつけの医者がいるから安心しているのである。
以下、私の考え方であるから、絶対に真似をしないでいただきたい。
健康診断をして、もし、何か見つかったらどうするのか。治療が必要か必要でないか、その基準は、境目はどこにあるのか。例えば、血圧の数値の基準が変わったら、昨日まで健康だった人が、今日から不健康になるのか。そもそも正常とはどういうことを言うのか。
寿命というものがあるのだから、いくら今健康だと思っていても、いつかは寿命迎えるという点で、人間は常に死に向かう不健康な生き物なのではないか。
結論;健康は思い込みで獲得できる。しかし私は煙草は吸わない。