今日のグルーヴ〈304〉
原子力機構の内部被曝の事故によって、日本はプルトニウム大国であることを知った。
NHKのクローズアップ現代によると、日本の各地のプルトニウムの保存や処理がずさんであるという。二十年も三十年も放置されていて、そもそも中身の状態が分からなくなっていて、さらに元々の情報も共有されていないという。
研究は好んでするが、その後の核廃棄物の処理は面倒なので先送りしていると報道された。
核燃料を産業に取り込むどころか、核そのものを研究対象にすること自体、人間には無理なのではないだろうか。
福島第一原発の事件で、日本は原子力から撤退すると思ったのだが、あれだけの被害をもたらしたにも関わらず、一向にやめようとしない。日本が立ち直れないくらいの事態になったらどうするのか。それまで懲りないのだろうか。
人間は、同じ過ちを繰り返してしまうものだ。人間だから仕方がないと思う。しかし、核だけは同じ過ちを繰り返しては人類の危機である。