今日のグルーヴ〈301〉

プロの棋士がどのくらい強いのかを見せつけられた思いだ。年齢など関係ない。

将棋や囲碁の世界は、当然と言えば当然だが、年功序列などあり得ない。これほど、実力がものを言う世界は他になかなか無いだろう。


中学三年生でも、プロの棋士であり、実力者であれば、年齢などまるで関係なく、正に先生である。


将棋は子供の頃からやっていたが、本格的にやっていたわけではないので弱い。


プロ同士の将棋は、大抵最後の最後まで差さない。差さなくても決着がついた段階で投了して終了するが、以前は、投了図を見ても、何故投了なのか、理解できなかった。今も分からない投了図はある。それくらいの棋力である。おそらく、先を読むことが不得意なのだろう。


強い棋士は、様々な力があるに違いない。

先を読む力、記憶力、豊富な定跡、体力、気力、創作力…それぞれの駒の性格を熟知し、そして縦横無尽に差し、相手の攻撃と対峙し、あるいはかわし、新手を開拓し、未知の世界を築いていく。これほど、やりがいのあるものはそう滅多にはないだろう。


書いていて、これは音楽、それも演奏そのものと極々共通していると思った。


演奏のために、いろいろな障害は、取り除きたい、と思うものだ。しかし、何の障害もなく、楽な演奏に面白みがあるのだろうか。様々な障害にも関わらず、美しい音楽を奏で、尚且つ、滲み出てくる人間性や音楽性を表現する。そのことこそが、聴く者の心を打つのではないだろうか。





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