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今日のグルーヴ〈255〉

アクセルとブレーキを間違える事故がますます恐ろしい勢いで増えている。メディアは高齢者の事故ばかり報道しているので、高齢化が原因と一般的には思われているが、統計によると、十代から二十代の世代の事故も、高齢者世代に次いで多い。高齢化が原因とばかり言っていられないのではないか。


欧州ではマニュアル車の比率が高く、このような事故は少ないという。踏み間違いはオートマチック車であることが原因の一つだと思っていたが、やはりそうだったのか、という思いだ。


私も以前はオートマチック車であろうと、アクセルとブレーキを踏み間違えることなどありえない、信じられない、と思っていたが、一度踏み間違えてからは、自信(元々無いが)が、もろくも崩れ去った。


振り込め詐欺に騙されるなどあり得ないと思う人が、引っかかる時代である。自分の常識とか自信は疑った方がいいかもしれない。


クラッチがあれば、たとえ踏み間違えても、クラッチを踏めば、すぐに止まらないにしても、猛烈な勢いで突っ込んでしまうようなことは防げるだろう。


また以前にも書いたが、クラッチに左足を置いておくことによって右足との距離感の感覚が常に掴めるわけで、そのことによっても踏み間違いを相当防げるだろう。


踏み間違えるのは高齢者ばかりではない、と書いたが、団塊の世代が高齢者となった今日、高齢者の事故が一番多いのは統計的にも事実だ。街を走っていても、運転している人の顔が高齢者であることが極端に増えたように感じる。


このままでは、これからますますアクセルとブレーキの踏み間違いは増え続けるだけである。


高齢者、あるいは用心した方がいいと思う人にはマニュアル車の運転を推奨、義務化する、あるいは車自体の改良等の対策が求められるのではないだろうか。




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