今日のグルーヴ〈250〉
政治家の本音というのは、即失言に繋がるそうだ。
しかし、思っていることは、どうしても出てしまうものだ。無理することなく、本音、あれば自身の主義主張を遠慮せずに表現してほしい。その方が有権者としては分かりやすい。
ところで、出世しそうな人を、末は博士か大臣か、と昔は言ったものだ。しかし、大臣、総理大臣というのは、出世の象徴かもしれないが、実際になってみたら、苦しいことばかりなのではないか。
そのような立場に何故なりたがるのか、大臣イコール出世だと思っていたとしたら、その認識は改めるべきなのではないか。
なぜならば、国のために尽くそうと思った瞬間、大臣の地位は茨の道、苦しいことばかりなのではないか。こんな苦しい立場に何を好き好んでなろうとするのだろうか。
大臣という名前に何か幻想をもっていないだろうか。確かに、一方では、いろいろ待遇はいいらしい。
総理大臣の場合、三日やったらやめられない、と昔から言われている。それほど居心地がいいのかもしれない。
いずれにしても、問題は、何の大臣になるかは二の次で、当選五回だから、そろそろ大臣の名が欲しい、というところにあるのではないか。
省庁のトップである事務次官がいるから実務は大丈夫なのかもしれないが、では、大臣は何のためにいるのか。どの省庁の大臣になるにしても、自身の揺るぎない理念があってこそはじめて大臣と名乗るにふさわしいのではないだろうか。
大臣と名がつけば、なんでもいいのでは昔の出世主義となんら変わらないし、国民に沿った仕事はできないだろう。
理想は、出世云々ではなく、国のために世界平和のために本気で尽くしたい、という人ができるだけ多く大臣になることだろう。そういう人を国民は選挙でなんとか探すべきなのではないか。そうすれば、大臣や省庁の重量、軽量といったおかしな偏重も多少は改善されるのではないか。
今日もグルーヴィーな一日を!