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今日のグルーヴ〈231〉

「dマガジン」なる商品の広告がネット上のあちこちで出てくるので、気になっている。人気雑誌180誌以上の最新号が、月額400円(税抜)で、スマホ、タブレット、パソコンで、読み放題とだと言う。出版、雑誌が不況と言われて久しいが、それでもこの商品に参加できる180以上の雑誌があるのだ。私には180も必要ないが週刊文春が読むことができるのは嬉しい。


かつて週刊文春を愛読していた。土屋賢二先生のエッセイがあったからだ。その他にも興味深い記事はあったのだが、いかんせん、紙の雑誌は処理に困るし、毎週購買するのは痛かった。土屋先生のコラムはいずれ文庫になるから、ということで、しばらくやめていたのである。


おそらく、私はせいぜい数誌程度を拾い読みする位だろうが、いずれにしても一冊の値段でひと月読み放題というのは凄い。このようなシステムが登場したら、誰も紙媒体の雑誌は買わないのではないだろうか。


ただこのシステムは人気雑誌の場である。

このシステムの範疇ではない雑誌、人気はないが一部の人にとっては必要な雑誌、新たな雑誌というのは、より専門性、オリジナリティ、希少価値‥‥が問われることになるだろう。


ところで、週刊文春の4月13日号で、土屋先生のエッセイは993回目を数えている。もうすぐ1000回である。これは驚異的である。500回を超えられた時、1000回は無理でしょう、と言われていたが、あれは本気ではなかったのだ。


当初、数回でネタに困ったそうだ。しかし締め切りに追われてからが土屋先生の面目躍如である。毎週締め切りに追われる生活を20年続けておられるのだ。これは驚異的なことである。


今日もグルーヴィーな一日を!


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