今日のグルーヴ〈222〉

熱しやすく冷めやすい国民性ゆえか、熱病のように国会では一つのテーマが議論されているが、こんなに国会や委員会等の貴重な時間を使って良いのだろうか。日本の将来を決定的に左右する問題、もっと議論しなければならない問題は他に山ほどあるのではないか。


問題それぞれに優先順位というのはつけにくいが、景気、所得格差、税、憲法、領土、原発、温暖化、少子化、年金…、一つ一つが重すぎる問題である。


国会や委員会というのはパフォーマンスや喧嘩の場ではないはずだ。もっとクリエイティヴな質問や議論をするべきなのではないか。


ところで、今や国民は、マスコミや評論家の意見に先導されることはだんだんなくなってきている。ネット社会が発達したおかげで、マスコミを国民は無闇に信用しなくなってきていることは確かだ。


テレビだけでなく、ネット動画等、自らの耳で聞き、印象を持ち、判断をするようになってきているからだ。


ネットの情報とマスコミとの情報との違いに、国民は敏感になってきている。そもそも広告を無視できないマスコミに客観性を求めるのは土台無理である。


商業雑誌をやってきた経験だが、書きたいことが書けないということを嫌と言うほど経験してきた。それでも、その条件や環境の間隙を縫ってクリエイティヴなことをなんとか表現することに腐心してきた。しかし、所詮、それには限界がある。構造的に無理なのである。


その昔、佐藤栄作氏が総理大臣を辞任したときの記者会見で、私は新聞を信用しない、テレビをもっと前に持ってきてほしい、といった趣旨の発言をして物議を醸したことがあったが、それは、自分の声をそのまま伝えてくれる媒体を優先したいということでその気持ちは理解できる。


尤もテレビも編集されるから、その意味で、国民一人一人が発信でき、受信できるという点でネット社会は、思いがけず最も客観性に富んだ世界として、これからの国民の最も重要な判断材料の宝庫となっていくだろうし、そうならなければならないと言いたい。


今日もグルーヴィーな一日を!



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