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今日のグルーヴ〈205〉

原発に対して、率直な疑問を書く。

小泉純一郎元総理がAbemaTVのインタヴュー番組で、原発ゼロ運動の話をされていた。もともと原発推進論者であった小泉氏は今では全く立場を反対にして原発廃止に向けて運動を展開している。原発は、安全、一番コストが安い、クリーン、と言われているが、全部嘘だ、と彼は断言している。

トモダチ作戦で、日本に来たアメリカ兵数百名が、放射能に被爆しているような体調不良を訴えているそうだ。しかし放射能との関連性が証明されないということから、放射能が原因とは結論づけられていないという。

ただ、小泉氏は、彼らが十分な治療も受けられていない現状に対して、昨年から日本で募金活動を展開し、それが2億数千万円という額になり、この3月に送金するのだという。

素人の私でも、いくつか疑問が出てくる。小泉さんは、ほぼ被爆の症状であると思い、日本に協力してくれた彼らに寄付をしようと思い立ったということだが、日本人で、米兵のように顕著な症状である人が数百人もいる、という報道は聞いていない。ゆえに、多くの米兵が被爆したならば、日本人も被爆しているのではないだろうか、という疑念がわく。

もし、日本人が米兵ほどの多くの人に被爆を受けていないとしたら、そして、米兵が本当に被爆したのだとしたら、何故、そのような状況が発生したのだろうか。分からないことだらけである。

小泉氏は、福島第一原発以後も、原発を推進していることが理解できない、と言われている。

日本に50以上の原発があるということは、もし、テロリストが、原発を攻撃したら、日本には核爆弾が50数発ある、ということに他ならないのだという。聞いていて空恐ろしくなってきた。

原発そのものの危険が計り知れないことに遅まきながら気づかされた。文字通り、原発の被害というのは計算できない、という話を聞いたことがある。

世の中には様々な危険、例えば飛行機事故、列車事故等の危険があるが、それらの被害というのはある程度計算できるのだという。しかし、核の問題だけは計算できないのだという。計算できないことはやってはいけないのではないか。

やれるかどうか、よりも、やるべきなのか、を改めて考え直さないといけないのではないか。毎日のように、日本のあちこちで地震が起きている現状で、果たして再稼働して大丈夫なのだろうか。不安でならない。日本の安全基準、安全対策は、世界からはかなり低いレベルらしい。絶対安全、という言葉は信じられない。

核のゴミの最終処分場もないのだという。産業廃棄物ですから、処分場が必須となっているのに、何故核のゴミの最終処分場がないまま、原発が稼働してきたのか。

原発に代わるものは、いろいろ登場してきているなかで、何故これほど原発にこだわるのか。何故懲りないのか。

分からないことだらけである。

ただ、これだけは言えるだろう。

我々は、子供達や孫達に対して、莫大な負の遺産を残してはならない。

今日もグルーヴィーな一日を!

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