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今日のグルーヴ〈198〉

歯科医の小川学先生の弦楽器奏者、管楽器奏者のための治療のことは、

先日書いた。劇的に演奏が変わる事も書いた。

先日、久しぶりに小川先生の治療を受けた時は、楽器のための治療では無く、普通の歯の治療であったが、結果的に噛み合わせの治療にもなった。

小川先生の噛み合わせの治療はかつて楽器のための治療の時にもやっていただいたことがあるが、先日久しぶりに噛み合わせの治療もやっていただいて、その劇的な変化に改めて驚かされたのである。

顎関節症でなくとも、歯の噛み合わせは重要である。

噛み合わせが良くない場合、頭痛や肩凝りなどの不定愁訴に見舞われることも先日書いたが、そもそも不定愁訴の原因が歯の噛み合わせにあることに気づかない場合がほとんどである。

私もそうであった。話は若干逸れるが、足の親指の巻き爪に悩んでいたとき、その原因が靴にあったことに私は気づかなかった、というより思いもしなかった。しかし、医者に言われて靴のサイズを変えたところ劇的に治ったことがあった。

それと同様に、体調不良や不定愁訴が歯の噛み合わせにあることに私はまたしても気づかなかったのである。

歯の噛み合わせ、歯の高さの調整は、人間の基本的な構造、中心線、生理的なバランス、体調のバランスに影響を与えるのである。インターネットで確認していただきたい。

健康のバロメーターとして快眠、快食、快便とよく言われるが、それらに関しても、歯の噛み合わせは、諸に関係しているに違いないと私は確信している。

実際、小川先生の治療を受けたあと、体調はすこぶるいい。一度治療しても、何年か経つと、歯も変化してくるので、定期的に検査した方がいい。

ところで、虫歯などの治療で、詰め物をした場合、噛み合わせをチェックするがそのとき、我々患者側は、歯を噛み合わせる感触が全く違和感のないところまで調整してもらうことがほとんどだ。

しかし、全く違和感のないところというのは、すでに、かつての噛み合わせよりも歯が低くなっているのだそうだ。それは我々の感覚の誤解と言えるかもしれない。

そうなると、違和感がなくても噛み合わせが悪いということになる。それを繰り返すと、顔がだんだんと縮んでくるらしい。

であるがゆえに、私の場合、多少違和感があっても、妥当な位置に調整してもらったのであるが、不思議なことに、最初は違和感があっても、一週間、二週間と経つうちに、見事にぴったり収まってくるのである。

ただ、臨床的な話になってくると、患者によってもいろいろなケースがあるので実際の治療では歯科医とのコミュニケーションがとても大事になってくる。

私の経験を書いたが、私自身、身体の健康、そして健康な演奏は、健康な歯と歯の噛み合わせにあると確信している。

今日もグルーヴィーな一日を。

アッコルド青木日出男

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