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今日のグルーヴ〈172〉

Apple Musicで、グレン・ミラー楽団のいわゆる本家本元の演奏のリマスター版が2010年に、発売されていたことを知った。


青春の衝撃だったグレン・ミラー。

まさか、三十年後に二度目の衝撃を受けるとは夢に思わなかった。


いくつかの衝撃ある。


まず、同じ演奏であるはずなのに、全く別の演奏に聞こえる衝撃。


1930年代から40年代の録音が、最近の録音のように聞こえる衝撃。


人間は歳を取っても、演奏は歳を取らないという、当たり前の衝撃。


別世界の演奏と演奏者と思っていたが、やはりこの世の人間味を感じた衝撃。


例えて言えば、ベートーヴェンが目の前に現われたような違和感。つまり、歴史上の人物が、目の前に現われたような衝撃。絶世の美女の日常を見てしまったような違和感。


全部同じことを言っているに過ぎない。


リマスターした録音には、大変興味がある。しかし、反面、そっとしておいてほしかったという複雑な気持ちもある。


しかし、このような演奏を手軽に聴くことができる、ということが最大の衝撃かもしれない。


今日もグルーヴィーな一日を。

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