今日のグルーヴ〈331〉
グルーヴを生み出すものにはいろいろなものがある、というのが私の考え方であるが、そのうちの一つにメロディそのものがある。 またハーモニー、リズム、つまり、音楽の三要素そのものがそもそもグルーヴを生み出すものであり、忘れがちなものにテンポがある、ということを改めて思う。...
今日のグルーヴ〈325〉
かつては、楽譜通りに演奏することが、クラシック音楽の至上命題だと思っていた。 卓越したクラシック演奏家の演奏は楽譜通りだと思った。しかし何をもって楽譜通りなのか、これを定義することは難しい。 しかし卓越したクラシックの演奏家の演奏は、根拠も無く、楽譜通りに演奏している、と思...
今日のグルーヴ〈324〉
最初に指揮者の山田一雄氏を見たのは、ショスタコーヴィチのオラトリオ『森の歌』を指揮した時だった。 いろいろな人からいろいろな逸話を聞くような、すでに伝説的な方だったが、最初に見たとき、やはり衝撃だった。 何が衝撃だったかというと、指揮台の上で、指揮棒を担いで、歩く、もしくは...
今日のグルーヴ〈321〉
昨今の政治の世界を顧みるまでもなく、政治の世界は一寸先は闇と、昔からよく言われるが、一寸先は闇は政治の世界に限ったことではない。 一見、今は平穏な日々を過ごしているようでも、まるで油断することはできない。 いつの時代でも、地震、津波、洪水等の天変地異で、一瞬のうちに昨日まで...
今日のグルーヴ〈309〉
ベートーヴェンのシンフォニーに畏敬の念、畏怖の念を持って演奏したりすることは下手をすると大きな勘違い、誤解に繋がるように思える。 ベートーヴェンを、人の名前でなく、サーとかナイトといった勲位の敬称だと思い込んでいた、という人がかつていた。...
今日のグルーヴ〈308〉
メトロノーム、チューナーの使い方を間違えると、グルーヴが破壊される。 吹奏楽の世界では、金科玉条の如く、テンポが走ってはいけない、アインザッツを正確に、縦の線と横の線を合わせて、と指導者から言われ、メトロノームやオルガンやチューナーを駆使して練習するが、これは、アマチュアの...