今日のグルーヴ〈340〉
哲学者の土屋賢二先生は、よっぽど悲惨な状況でなければ、それは奇跡的に恵まれたことなのだ、と言われていた。 毎日のように、事故で怪我をしたり亡くなったりした人のニュースを聞く。昨日までは元気だった人が、そのようなことになるわけである。...
今日のグルーヴ〈286〉
哲学者の土屋賢二先生の週刊文春の連載が今週号で1000回となった。 書き始められた頃、二、三回でネタが尽きると思ったそうだ。そこから継続されて、1000回というのは驚異的である。 私も「第九」で初めてトランペット・パートを吹いたときに、最初のフレーズですべての肉体的精神的エ...
今日のグルーヴ〈264〉
昔、哲学者の土屋賢二先生から「よっぽど悲惨な状況でなければ、それは奇跡的に恵まれた状況なのだよ」と言われたことがある。 よっぽど悲惨な状況というのはどのような状況なのかは、人ぞれぞれで違うもののような気がするのでイメージしにくいが、世の中の様々な事件やニュースを見ると、確か...
今日のグルーヴ〈246〉
哲学者の土屋賢二先生の哲学は、すべての常識を疑うところから始まる、しかしすべてに疑問を持つ行為そのものの有効性は信じているわけで、結局それは、信じる行為そのものではないだろうか。 それはともかく、その伝でいけば、世の中のすべての常識に疑問を持つことは、道を一歩進める上で有効...
今日のグルーヴ〈234〉
コード進行もグルーヴを生み出す要素の一つである、と言ってみたい。哲学者の土屋賢二先生は、あらゆる事象を洞察されてきた方だが、音楽も例外ではない。 例えば、ある和音から別の和音へ行くとき(コード進行)に、快感を覚えることに興味を覚え、独学で、様々なコードやコード進行を作り、あ...
今日のグルーヴ〈231〉
「dマガジン」なる商品の広告がネット上のあちこちで出てくるので、気になっている。人気雑誌180誌以上の最新号が、月額400円(税抜)で、スマホ、タブレット、パソコンで、読み放題とだと言う。出版、雑誌が不況と言われて久しいが、それでもこの商品に参加できる180以上の雑誌がある...
今日のグルーヴ〈173〉
昨年から今年にかけて、高校と大学の同窓会が行なわれた。そういう歳まわりである。桜を一生のうちに何回見られるのか、意外と人生は短いのではないか、と学生の頃、思った。その通りだった。 一年間は、あっという間である。それが頑張ってもせいぜい八、九十回前後程度しかないのである。...