今日のグルーヴ〈389〉
日本がオチの文化とすれば、イタリアは、伏線の文化である。 どちらも伏線とオチがあることには変わりないわけで、結局は同じ事を言っているのに過ぎないようにも思えるが、日本がオチ、つまり結果を重んじるのに対して、イタリアは伏線、つまり経過、過程を楽しむことを重んじているのではない...
今日のグルーヴ〈360〉
伏線を張る、ということは人生は計算づくであるということだ。 計算するという意味で似たような言葉に、あまり良い意味ではないが、釜を掛ける、という言葉もある。 あるいは、含みをもたせる、示唆する、匂わせる、それとなく言う…といった言葉がある。...
今日のグルーヴ〈359〉
映画やドラマでは、伏線を張ることが常であるが、イタリア映画は伏線だらけで、しかもその伏線は、すべて女性や家族に対するサービスが根底にあって、イタリアのお父さんと日本のお父さんは、本当に大変である。 例えば、イタリア映画「ライフ・イズ・ビューティフル」は、最初から最後まで伏線...