今日のグルーヴ〈476〉
ネットの隆盛とともにマスメディアへの信用もかなり落ちてきているが、そもそも、メディアを無闇に信用すること自体が間違っている。 メディアの情報と言っても、人間が携わっているものである。フェイクニュースは論外だが、ちゃんと取材したり、裏付けをとったりすれば良い方だが、それすら、...
今日のグルーヴ〈472〉
一度に何度も聴く楽曲シリーズ。番外編 ベートーヴェンは、一度に何度も聴くことができない。一度で十分である。 何故かシンフォニーもピアノ・ソナタも弦楽四重奏曲も一度で、しかも一曲で腹一杯になる。にもかかわらず、弦楽四重奏全曲演奏とか、シンフォニーを一日で一挙に演奏などというの...
今日のグルーヴ〈451〉
かつて、移動時間というものは無駄だと思っていた。特に歩く時間は勿体ない。歩くこと以外、なにもできない時間帯である。 思索の時間? そう言えば、ベートーヴェンは、よく散歩したという。ベートーヴェンの散歩道を歩いたことがあるが、意外と短かった。何の変哲もない道だった。ベートーヴ...
今日のグルーヴ〈309〉
ベートーヴェンのシンフォニーに畏敬の念、畏怖の念を持って演奏したりすることは下手をすると大きな勘違い、誤解に繋がるように思える。 ベートーヴェンを、人の名前でなく、サーとかナイトといった勲位の敬称だと思い込んでいた、という人がかつていた。...
今日のグルーヴ〈243〉
ベートーヴェンの展開力の凄さには、いつも感銘を受ける。勿論、ベートーヴェンだけでなく、音楽史上、燦然と輝く作曲家は、展開力のある人ばかりに違いない。クラシックの魅力というのは、99パーセント展開力である。 ここで言う展開力と言っているのは、勿論、ソナタ形式等の形式に則った展...
今日のグルーヴ〈214〉
グルーヴを生み出す間(ま)について 漫才やトークの名人芸を見ていると、ネタやテーマもさることながら、笑いやノリをもたらす間(ま)というものに尋常ではないものを感じる。 ネタやテーマがそこそこでも、間次第で笑いを生み出すからである。...
今日のグルーヴ〈211〉
グルーヴ感満載の作曲家ベートーヴェン あらゆる楽曲の音楽的要素であるグルーヴではあるが、クラシックで簡単にグルーヴ感を感じる作曲家には誰がいるかと探していたら、灯台もと暗し。ベートーヴェンがいた。 ベートーヴェンは、学校の音楽教室では、古典派とロマン派に跨がった位置に肖像が...
今日のグルーヴ〈188〉
長いようで短いようで長い人生には、いろいろなことがある。昨日の記者会見で皇太子殿下が、国民と苦楽を共に…と仰せられた。目から鱗のような感慨を覚えた。そのお言葉が、国や国民、そして人生そのものであることが改めて感じられた。 すべてに理由があるように思えてきた。...
今日のグルーヴ〈172〉
Apple Musicで、グレン・ミラー楽団のいわゆる本家本元の演奏のリマスター版が2010年に、発売されていたことを知った。 青春の衝撃だったグレン・ミラー。 まさか、三十年後に二度目の衝撃を受けるとは夢に思わなかった。 いくつかの衝撃ある。...