今日のグルーヴ〈483〉
春は、卒業式、入学式の季節だが、この季節になると、君が代がよく歌われる。娘(孫ではない)の小学校の卒業式で君が代を斉唱したが、何十年ぶりだろうか。 胸が熱くなった。娘が健やかに育ってくれたことに感謝するとともに、自分が日本人であることを強く意識した瞬間だった。...
今日のグルーヴ〈481〉
三島由紀夫は、音楽が「触れてくる芸術」として苦手だったらしいが、それは、音楽に、言い換えればグルーヴにやられてしまうからなのではないか。 しかし、自ら発信する文体は、グルーヴ感満載である。例えば、随筆「不道徳教育講座」は、グルーヴそのものである。...
今日のグルーヴ〈254〉
かつてイタリアの世界的なコントラバス・クァルテットの『オクトバス4』のメンバーに話を聞いたときのことだ。 彼らの言によれば、イタリアのコントラバス奏者の多くは、ギターやエレキ・ギターから始めて、その後コントラバスに転向する人がほとんどらしい。最初からコントラバスを弾くのは難...
今日のグルーヴ〈229〉
グルーヴを生み出すものにはいろいろなものがある、ということは何度も書いてきた。グルーヴをテクニックと考えた場合、グルーヴを生み出すものに何があるかをはっきりさせたい。 グルーヴとは波動である、躍動感である、という定義から、以下仮説であるが、少し整理していくつか挙げてみたい。...