今日のグルーヴ〈219〉
金管楽器の場合、最低音からハイトーンまで、一つのアンブシュアで音作りをすると、楽器がppであろうがffであろうが“鳴っている”という実感を得られる。 また、これはあくまでも個人的な感覚であるが、楽器の材質がほどよく共鳴し振動しているのを感じられ、またアンブシュアにも心地良い...
今日のグルーヴ〈218〉
金管楽器のメソードは、音階練習にしても、アルペジオにしても、何にしてもほぼ、その楽器の最低音から書き始めている。それに対して、我々や先達は、比較的音の出しやすい音域から始めようとしてきた。 例えば、B管のトランペットの一番低い音は実音Fisであるから、メソードに書いてある音...
今日のグルーヴ〈217〉
トランペット等の金管楽器の場合、大抵の人がダブル・アンブシュア(口の形が低音域と高音域とでは異なること)になるのであるが、どの音からアンブシュアが変わるのかは、人それぞれである。 その事と、歌における地声からファルセットへ移行するのと事情が似ているような気がしてならない。実...