今日のグルーヴ〈213〉
今日はグルーヴ論はお休みします。ところでグルーヴにも間(ま)というものが、あるのだろうか。 当然ながら、グルーヴにも間がある。というか、そもそも間がグルーヴを生み出すエネルギーであることは、演奏の間の醍醐味を味わったことのある方ならば理解していただけると思う。...
今日のグルーヴ〈212〉
グルーヴと神、宇宙 昨日の「今日のグルーヴ〈211〉」を読まれた方は、グルーヴに神は関係ない、と私が書いているように思われたかもしれない。実際、楽器の上手い神というのは、何か考えにくいし、グルーヴ感満点の神様というのもイメージしづらい。...
今日のグルーヴ〈211〉
グルーヴ感満載の作曲家ベートーヴェン あらゆる楽曲の音楽的要素であるグルーヴではあるが、クラシックで簡単にグルーヴ感を感じる作曲家には誰がいるかと探していたら、灯台もと暗し。ベートーヴェンがいた。 ベートーヴェンは、学校の音楽教室では、古典派とロマン派に跨がった位置に肖像が...
今日のグルーヴ〈210〉
グルーヴ&バラード ハーピストのSANAEさん、ヴァイオリニストの吉田篤貴(よしだ あつき)さんと一緒にグルーヴ論を展開することを開始している。 それまで私は音楽はすべてグルーヴである。どんな緩徐楽章もグルーヴが根底にある、と持論を展開していたが、実を言うと、言っておきなが...
今日のグルーヴ〈209〉
グルーヴが音楽の命そのものであることに気づいてから、十年以上経つが、あらゆるものがグルーヴ次第であると思うし、グルーヴは人生そのものの羅針盤でもあると思っている。 スポーツでの本番前に、ヘッドフォンで音楽を聴いている人が多い。マラソンの高橋尚子さんも、スタート前に音楽を聴い...
今日のグルーヴ〈208〉
インターネットがなかった時代は、人それぞれの環境によって、情報が偏っていた。 何かを幅広く知ろうと思ったら、本屋か図書館くらいしか情報源は思いつかなかった。 これでは、得られる情報は圧倒的に少なく、偏りかねない。 我々の世代は、左翼か、中道左派がトレンドであった。戦争を起こ...