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"Follow The Light"
ヴィオラ奏者 安達真理

 

第21回  

「ヴィオラの音色で

    こころを結ぶ」

Mari Adachi, Vla

 

東京生まれ。4歳よりヴァイオリンを始める。

桐朋学園大学在学中にヴィオラに転向。卒業後、同大学研究生修了。

2009年よりオーストリア、ウィーンに渡る。ウィーン国立音楽大学室内楽科を経て、2013年スイス、ローザンヌ高等音楽院修士課程を最高点で修了。

2015年、同音楽院ソリスト修士課程を修了。

2013年よりオーストリアの古都インスブルックのインスブルック交響楽団にて2年間副首席ヴィオラ奏者を務め、2015年夏帰国。

 

現在はソロ・室内楽奏者としての活動を中心に、

仙台フィルハーモニー交響楽団の首席奏者として客演、

弦楽器・クラシック音楽webマガジン「Web アッコルド(a-cordes.com)」のコラムを執筆するなど、活躍の場を広げている。

 

2005年霧島国際音楽祭にて特別奨励賞、優秀演奏賞受賞。

第6回大阪国際音楽コンクールアンサンブル部門第1位およびラヴェル賞受賞。 2010、2011、2013年とセンメリンクでのウィーン国立音楽大学国際夏期アカデミーにおける全弦楽器を対象とするコンクールにてソリスト賞を受賞。

2011年バーデンバーデンのカール・フレッシュアカデミーにて、バーデンバーデン管弦楽交響楽団とバルトークのヴィオラ協奏曲を共演、特別賞を受賞。

2011年よりカメラータ・デ・ローザンヌのメンバーとして、ピエール・アモイヤル氏と共に、スイス、フランス、トルコ、ロシアの各地で多数の公演を行う。

またこれまでにアライアンス・カルテット、ルーキス・カルテットのメンバーとしてオーストリア、ハンガリーを中心に公演を行う。

 

2014年、バンベルク交響楽団にて首席ヴィオラ奏者として客演。

2015年、ローザンヌ室内管弦楽団とマルティヌーのラプソディー協奏曲を共演。

同年夏、モントルージャズフェスティバルに出演。

 

クラシック音楽のみならず、幅広いジャンルで活躍。 世界的なヴェルビエ国際音楽祭にて、アマチュアの人たちの室内楽のレッスンにあたるなど、指導者としても活動を始めている。 ヴァイオリンを篠崎功子氏、ヴィオラを店村眞積氏、ジークフリード・フューリンガー氏、今井信子氏、ギラッド・カルニ氏、室内楽を、東京カルテット、ヨハネス・マイスル氏に師事。その他国内外にて多数のマスタークラスを受講。

 

http://www.mariadachi.com

 

https://twitter.com/AdachiViola

 

https://www.facebook.com/mari.adachi.viola

 

聡明な解釈と美しい音による豊かな表現。彼女はアーティスティックな才能を持っている。』

——ギラッド・カルニ(ローザンヌ高等音楽院教授、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団首席ヴィオラ奏者)

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日本が誇る若手ヴィオラ奏者の安達真理さんの

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ヴィオラ、ヴァイオリン、そしてクァルテットもレッスン対象です。

 

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スカイプを使用しますので、

世界中どこからでもレッスンを受けることができます。

 

●レッスンは約30分

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7月6日(水)のリサイタル、「Mari Adachi salon concert series ~ヴィオラの音色でこころを結ぶ~ #0」まであと少し。

 

今回はこのリサイタルの副題にしている「ヴィオラの音色でこころを結ぶ」というコンセプトについて書きたいと思う。

 

まずひとつめを説明する前に、私が音楽をやる理由をたった一言で言うとしたら、「幸せ」だからだ。

ヴィオラを弾いていて、瞬間瞬間「無心」になることがある。自分でも知らないところにいる自分と繋がって、最高に生かされていることに感謝するような瞬間。言葉で表現するのは難しいけれど、その瞬間はたぶん「恍惚」としている。そしておそらく、とてつもなく「集中」出来ている瞬間だ。これがひとつめの「こころを結ぶ」。

 

ふたつめは、共演者と「こころを結ぶ」。今回のパートナーであるピアニストの横田知佳ちゃんは大学時代からの親友で、ほとんど全ての試験やコンクール、コンサートを彼女と弾いてきた。ウィーン留学中も遊びに来てくれて、一緒に旅行にも行った。そんな彼女を私は信頼しきっている。私のちょっとした変化にも繊細に気付いて寄り添ってくれる彼女とのアンサンブルは、いつもとてつもなくありがたい。

 

3つめは演奏家と聴いてくださっている皆さまとの「こころを結ぶ」。前回のコラムでも書いたが、今回のコンサートでは、演奏だけではなく、お話をすることでも皆さまとコミュニケーションをとることを楽しみにしている。演奏家としてだけではなく、一人の人間としてもお客様方と繋がっていたいと思う。会場のムジカーザは、お客さま一人一人のお顔がちゃんと見える広さ。だからこそ実現するコミュニケーションを実践してみたい。

 

4つめは、作曲家と「こころを結ぶ」。これは作曲家と演奏家、作曲家とお客さまという構図だ。今回は作曲家の顔が見えるよう色々と工夫をしている。詳細は当日会場でのお楽しみ。作曲家を知ること、作曲家に心を寄せることでの音楽の楽しみ方もお伝えできればと思う。

 

5つめは、お客さまとお客さまの「こころを結ぶ」。今回、先行予約特典でペアで来てくださる方々限定のキャンペーンを行った。お得なチケットをご用意することで、普段は一人でコンサートにいらっしゃる方も、気軽にお友達を誘っていただけたら、誰かと共に楽しい時間をシェアしていただけたら、そんな想いから生まれたアイデアだ。また、コンサートを通じて、友達との久々の再会のきっかけとなったり、誰かとの会話のきっかけになったら、とても嬉しい。

 

最後に6つめは、聴いてくださる皆さまお一人お一人が、ご自身と「こころを結ぶ」。普段の忙しさ、日々飲み込まれるほどの情報の中、なかなか自分とただ向き合う心穏やかな時間をとるのが難しい現代人。しかし、純粋に音楽と向き合う時間を作ることで、自分自身の些細な感情の動きに気付くことが出来る。すると、ふと体と心の力が抜けて、そこに新たな活力やインスピレーションが生まれる...そんな奇跡が起こったら、私は最高に幸せだ。

 

そんな皆さまお一人お一人の心の繊細な動きの邪魔にならないよう、私もコンサートに向けて自分としっかりと向き合い、演奏のクオリティを上げることはもちろんだが、さらに最大限ピュアな心の状態で臨む。音は波動でもあるから、そこに少しでもネガティヴなものが混ざらないよう、細心の注意を払って、今の私の最善のエネルギーを音楽にのせてお届けしたい。

 

今回、第0段ということで、今後の活動の本当のはじまりとして、今思いつくこと、今やってみたいことを色々と詰め込んでみた。

なかなか夜は出られない方、子供連れでコンサートには行けない方、そんな方々のためにも、公開リハーサルを設けた。より音楽を気軽に身近に楽しんでいただくきっかけとなったら嬉しい。

初めてのことだらけで、内心結構緊張しているが、きっと当日、皆さまの笑顔を見た瞬間に感極まってしまうほど幸せな気持ちになるのではないかと期待している。

 

 

お問い合わせ・チケット予約:http://www.mariadachi.com

 

告知ビデオ:

https://youtu.be/HwqvCeB-4Hw

© 2014 by アッコルド出版

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