尾池のブルーマンデー憂さ晴らし

ヴァイオリニスト 尾池亜美

第88回 「CD屋さんが選んだクラシックCDアワード2014国内アーティスト部門」

こんにちは!憂さ晴らしのお時間です。
 
グラーツに戻ってレッスンが始まりました!
今一番驚いているのは、右手の技術は全て肩と背中からくると教わったことです。
 
小手先でやろうとすると小手先の音がする。全てのフレーズを肩からアプローチして、肩とその周囲の動きに、腕や手先が順応するというのが一番いい音なんだそうです。
 
この事自体はずいぶん前から言われていたのですが、私の場合猫背を直さねば肩も肩甲骨も上手に動かなかったので、それを直すのに1年くらい意識し続けてやっと最近、腕がちゃんと肩からぶら下がっている感覚がわかってきました。それと同時に肩こりもグッと減ってきて、手に力が入らなくもなりましたし。
 
それでやっといま、肩を自然にさげ、腕全体の重心を弓に乗せて弾くことが出来るようになってきました。そうすると確かに、身体から湧いて出たような音がするんです!
 
これが定着するといいな〜。
 
ところでグラーツはびっくりするほど温かいです。2月の頭からはグラーツ芸大で、シューベルト・現代音楽コンクールというのが開催されるそうで、またこんな寒い時期に...と思っていたのですが、ここのところ最高気温が10度くらいあって、むしろ拍子抜けしています。
 
今週はスイスに行かねばならず、あちらはやはり山国で寒いのかな〜。グラーツはオーストリアのなかでかなり南なので、地中海からの温かい風がやってくるのかもしれません。
 
日の照る時間は短いですが、このようにおだやかな気候です。。
話はころころと変わりますが、どうやら、昨年出したCDが、「CD屋さんが選んだクラシックCDアワード2014国内アーティスト部門」なるものの第5位に選んで頂けたそうなのです。
 
CD屋さんの皆様、注目してくださってありがとうございます!
実はこれ、コンクールとかより嬉しい事だったりして...実際の業界の方々に選んでいただくわけですから。
 
それにしても、名刺代わりと思って作ったCDがこのように沢山の方々の耳に入るって、幸せなことです。それも、ライヴ、生演奏と違った楽しさが在るんです、レコーディングって。
 
このCDはホールで録らせていただいたのもあって、自然な響きをそのまま入れられる。しかもマイクって実は舞台上の自分にかなり近い位置に置くので、ホールのスミまで届けなきゃ!みたいな、頑張らなきゃいけないことが全くないのです。
 
この楽しさを知ってしまったのもあり、最近技術をいろいろ習得して、音もずいぶん変わってきたので、また近々新しく録りたくて仕方がありません♪
 
ピアノの佐野隆哉さんの縁の上下の力もちのおかげでも有ります!そう、縁の下だけではないのです。音の美しさと、深くどっしり構えてくださっているおかげで、のびのびと弾けたのではないかと思います。
 
もしよろしければ、タワーレコードやアマゾンなどで販売していますので、お手にとって見て下さいませ。
 
それでは、よい一週間を!
 

Ami Oike

French Romanticism

尾池亜美 ヴァイオリン

 

尾池亜美(ヴァイオリン)

佐野隆哉(ピアノ)

 

セザール・フランク:ヴァイオリン・ソナタ・イ長調

カミーユ・サン=サーンス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ニ短調Op.75

クロード・ドビュッシー:夢

 

定価2,500円(税込)

 

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