音楽×私
9人のリレーコラム 〈1月8日〜〉
Q:新年の抱負
皆さん、あけましておめでとうございます!
2014年、みなさまはどのような目標や決意を持ってお過ごしでしょうか。私はただただ前進あるのみ、出来る限りの努力を積み重ねるのみです。今年もどうぞよろしくお願い致します。
いま私は一時帰国中で、日本センチュリー交響楽団のみなさまとシューマンのチェロ協奏曲を共演させて頂くために大阪にてリハーサルの日々を過ごしております。
大阪はスイスの田舎街バーゼルに比べて本当に大都会で、オシャレなお店やレストランも多く、海外を歩くよりも緊張します(笑)。
リハーサルはまだ今日が一回目、明日が二回目、明後日がGPと本番なのですが、オーケストラにソリストとして共演させて頂く際にリハーサルを二日間取って頂くことは初めてのこと。
大半のソリストのかたはリハーサルは一日で充分とおっしゃいますが、私はリハーサルが多ければ多いほど有難いです。日本センチュリーのみなさんが素晴らしいので、オーケストラの一部として音を溶かすこと、でもソロパートとして浮き立つこと、アンサンブルをしながらその時々のチョイスの幅が広く、リハーサルをすればするほどそのバランスが整う気がします。私はまだまだ経験が浅いので、もっと経験を積めばそのバランスを掴むことがきっと早くなるのでしょうけれど、それでも一夜のコンサートに向けて、出来る限りの試行錯誤はしたいなぁ。。。 ですから今回は本当に有難いです!
ちなみに先月はチューリッヒのバロックアンサンブルのみなさまとヴィヴァルディの協奏曲を415の調律でバロック弓で演奏させて頂きました。音程をとることからして難しいのですが、非常に楽しく素晴らしい経験でした。モダン楽器に戻った時の感覚も変わり、苦労しましたが結果良いことづくしです。
また明日はリハーサルです、大好きなシューマンの協奏曲、背伸びせず、今の私に出来る精一杯で臨みたいと思います。
Q:新年の抱負は?
A:今年の抱負は…… 毎年あまり変わりませんが…… 謙虚に、自信をもつ。ですね! 人は、自信を持たずに傲慢になると、厳しさの対象が自分ではなく他人に矛先が向いてしまうように感じます。
新 倉 瞳
Hitomi Niikura(Cello)
明けましておめでとうございます!
本年もどうぞ宜しくお願い致します!
今年ものんびり書いて参りますので、
あたたかい目で見守っていただけたら、
ありがたいです。
さてさて
6日から、地元である沖縄に来ています。
沖縄にあるシュガーホール主催のコンサートに
出演するためです。
本番は11日に、楽しく終了しました!
沖縄県出身者と、県に縁のある方、
そして海外で活動する演奏家を集めた
オーケストラの公演で、
メンバーの中には、久々に会う友達もいたりして、
和気藹々とした雰囲気でした。
クラシックで、更にオーケストラなんて、
もう5、6年やっていなかったので、
とても勉強になりました。
いつもは、
ドラムやパーカッション、ギターと演奏していて、
一定のリズムを聞きながら
演奏する機会がとても多いのですが、
クラシックの緩急、
指揮者や、コンサートマスターを見ながらの演奏は
コツを思い出すまで、
恥ずかしながら少し時間がかかりました(笑)。
リズムというより、
呼吸と神経とを研ぎ澄ませて合わせる!
という感じでしょうか?
私の経験不足もあるのでしょうが、
合わせることの難しさと面白さを体験しました♪♪
演目は、モルダウ、新世界など。
長年たくさんの人々に愛されてきた名曲は
弾いていても楽しいです。
それから、公演とは別の日に、
学生に向けての
レクチャー・コンサートがありました。
指揮者が説明を交えながら、演奏したのですが、
私が想像していた以上に喜んでもらえて、
音楽っていいなっ!て思いました。
11日のコンサートも大盛況で
会場に来てくれた母も、喜んでくれたので、
少し孝行できたのかなぁ(笑)。
この経験をいかして、
また新たな気持ちで、日々是精進!
今年もゆったり頑張ります!☆
Q:新年の抱負は?
A:今年の抱負は、「うまくなる!」です(笑)。
めかる
Mekaru(Violin)
わたしの独断と偏見によるSNSの考察
元旦。おせち。お雑煮。お年玉。ポストを見ればいつもより分厚い新聞。そしてたくさんの年賀状。……というのがわたしにとってのお正月だったが、近年この流れが変わりつつある。
今年の元日に届いたわたし宛の年賀状の少なさに、驚きを隠せなかった。しかし自分が投函したのが大晦日であるのを棚に上げたことをお断りしておく。
わたしのまわりは高校入学を機に携帯電話を持つ人が多く、その段階で年賀状を「あけおめーる」に変える人も少なくなかった。そして2日、3日と少し遅れて届く枚数が増えた。いつも書くのが遅い自分としては、これで大変気が楽になった。
そしてちょうど大学1年目に、「LINE」が爆発的に普及した。FacebookユーザーやTwitterアカウントを持つ人も増えた。その流れはますます加速し、SNSで新年のあいさつをする人が今年はより増えた。絵を描きたいわたしとしては、年賀状にある種懸けているものがあるため、メールでなく賀状を出したことに後悔はないが、自分の発想は時代遅れだろうかという疑問を持たずにはいられなかった。
端末別SNS適性
一口にSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)と言っても今は本当にたくさんあるが、従来の携帯電話、いわゆるガラパゴス・ケータイ(ガラケー)で使いやすいもの、スマートフォン(スマホ)から見やすいもの、パソコンで使うのが快適なもの、の大きく3種類にわけられると思う。もちろんそれぞれに互換性はあるが。
ガラケーで動作が快適なのはミクシィ(mixi)が有名どころか。一時は日本におけるSNSの代名詞だった。サイト内で様々なゲームも楽しめるため、ティーン層の支持が高い気がする。わたしが高校時代に受けた情報の授業では、SNSとは何か、その長所短所をmixiを題材にして学んだ。当時はフェイスブックはまだユーザーが少なく、mixiが主流だった。
スマホの、手元でするするとスクロールできるという長所が1番活きるのは、ツイッターだと思う。これはいつかのストリングの編集後記で青木編集長も書いていた覚えがある。
また、LINEと1番相性が良いのもスマホであろう。ここ2・3年でLINEがここまで浸透した背景には、スマートフォンユーザーの急増がある。もちろんスマホが人気だったこともあるが、中には機種変更しようとしたらスマートフォンしか選択肢が無かったという人も少なくない。または周りがみんなスマホだから古臭いガラケーはカッコ悪いから持ちたくないという人もいる。わたしは使い心地を優先して、中学卒業後に買ったガラケーを今も使っている。とはいえiPod touchを持っていて、これがまるで「電話機能のないiPhone」のように働いてくれるので、そう困ることもない。周りに不便をかけることがたまにあるのは否めないが……
そして今やSNSのトップに君臨するフェイスブックは、パソコンから使う方がストレスが少ない。スマートフォンでももちろん利用できるが、スマホからだとサイトがなかなか重たい。パソコンから見ると、ひとつの画面の上に複数のコーナーがレイアウトされている。人々の投稿を追いつつ、お知らせや、自分に来たメッセージも同時に読めるのだ。タブレット端末は、スマホのように手で画面を抱えられるのに、パソコンからインターネットを使う時のような見た目でサイトを表示できるのがひとつ便利なところだ。タブレットはまだノートパソコンに敵わない点もいろいろあるが、ノートパソコンよりずっとポータブルにパソコンの世界を見せてくれる。
音楽家とSNS
音楽家はSNSを利用している人が多い。ある種のコマーシャルの場にもなるからだろうが、つながりを大切にする職業だからか。海外にいる人と簡単にコンタクトを取れるのも利点か。
これからの時代、様々なものが電子化されていくのは必然の流れで、それに抗う方が難しくなる。正直、今のわたしの大学生活はiPod touchとLINEとFacebookが無いと成り立たない段階まで来ている。
人に寄るが、音楽家はおしなべてFacebookやTwitterをよく見ている。携帯電話のメールではなく、Facebookのメッセージを利用して連絡を取ることもままあるが、これはきちんとチェックできる体制があるから成り立つ。Facebookを始めた当初、かつての音楽科でない頃の同級生を探したら思ったよりも少なかった。もしかしたら就活を始める頃に増えるのかもしれない。情報を得るには、なんせ便利だ。
また、室内楽のメンバーでLINEの「グループトーク」機能を使うと便利である。いままで一斉送信メールでがんばっていたものがひとつの画面で済むし、過去のやりとりも一画面上にあるため、受信ボックスと送信ボックスを行き来して、といった動作が省ける。わたしは初めLINE自体に抵抗があったが、騙されたと思って使ってみたら、その利便性ゆえ、なくてはならないものとなってしまった。
今日では、コンサートの宣伝においてSNSの集客力は侮れない。とはいえ、この効果的な利用法というのはまだ発展途上にあると思う。宣伝を受ける側にも、電子媒体との関わりがまだ一部にしか広がっていない。このところのSNSを使った宣伝方法としては、催し物の公式Twitterアカウントによるつぶやきと、Facebook上でのお知らせ(「イベントに招待する」)が主である。
日々気が向いた時に目を通すSNSだからこそ、テレビCMではないが、人々の記憶により刷り込むような使い方があるのではないか、と最近考える。
世代間ギャップ
コンピュータは年々進化を遂げてゆく。普及率は上がる一方であるし、携帯電話を持ち始める時期もどんどん低年齢化している。わたしが小学校に入ったのは2000年だが、学校はパソコン室を作ろうか、というところだった。
初めのうち、パソコンの授業は2人で1台。しかし1人1台時代になるまでに数年しかかからなかった。今の小学生は入学する前からひとり1台で当たり前。きっと親のスマホを触ったりしているし、自分のiPhoneを持つ子もいる。つまり彼らが大人になる頃には、同じ平成生まれであっても、一桁生まれのわたしたちと平成二桁の世代では、コンピュータを使う力に差があることだろう。
わたしが家で夏休みの課題をしていた時のこと。その科目のレポート、提出はメールで受け付け。WindowsでもMacでも可と言われていたということは、今になって気づいたけれど、WordファイルなりPagesファイルで添付しなさいということか……わたしはPDFにして出してしまったな……。
というわけだったので、わたしはパソコンの周りにあれこれ資料を広げ格闘していたのだが、ふと母の視線を感じた。わたしは瞬時に悟った。遊んでいると思われている……! いやいやいや、こちとら真剣に頭悩ませているのですって。
パソコン=ゲームと思われている? それともレポートに関係ないものを見てるとでも?
でもそんなことかまっていられないほどには締め切り間近。なので特に言いがかりをつけることはせず、視線を受けたまま作業をすることにした。昼間は学校に行って休み中の特別講義を受けたり、各種合わせがあったり、家に帰れば練習をして、夜お風呂を出たらレポート。講義の合間と通学時間も文献を追うほどには必死。取り掛かるのが遅かった自分が悪いのだが、数日間夜中の居間の空気はなんとなぁく居心地悪かった。
母とて、コンピュータを使った仕事をしていただけに理解はあるかと思っていたが、やはり大人から見るとそうもいかないのかなと改めて思った。もともと携帯やiPodは家ではあまり握り締めないようにして、「自分は携帯依存症ではない。」ことを無言で主張してきた。そう思われたくなかった。
ところがある日。母がしみじみ新聞のある記事のことを話題にしてきた。朝日新聞土曜版の「悩みのるつぼ」という、読者からのお悩みに評論家などがリレー形式で答えるコーナー。2013年12月7日の回答者はレコーディングダイエットで有名な、オタキングこと社会評論家・岡田斗司夫さん。息子のスマホ中毒をなんとかしたいというお母さんからの相談に、岡田さんは、あなたの息子さんは中毒ではなく、スマホユーザーとしてはむしろ控え目な方だと言う。
…「あなたの相談文では、息子がスマホを使って何をしているのか、その何がいけないのか、全く触れられていません。単に、触っているのがイヤだと書いています。スマホが何なのかわからないのに、息子が夢中になっている。だから不安で心配なんです。
つまり、問題は息子ではなく、あなたの無知と嫌悪感、『スマホ恐怖症』にあるんじゃないでしょうか?
息子はスマホを使いこないしている。あなたはスマホが嫌いで、息子が何をしてるのかわからない。わからないから、目の前で使われるとイライラするだけ。
思い切ってあなたもスマホ、使ってみませんか?
その上で『これは百害あって一利無し』と思うなら、それは仕方ないでしょう。」…
最後に岡田さんは言う。
…「息子のスマホを禁止しても、それは今や『息子の可能性を狭めること』にしかなりません。
あなたがスマホにチャレンジすることで『自分の可能性を広げること』を目指して下さい。」
わが母はこの回答に非常に納得し、感動したと言い、わたしにもぜひ読んでと勧めた。断っておくが、母はわたしが電子機器を使うことに厳しかったわけではない。ゲームボーイなどのゲーム機は与えられなかったが、わたし自身もその方針には納得していたし、幼稚園生の頃から父に教わってパソコンのお絵かきソフトなどを使っていた。たまごっちを買ってもらって一緒に育てたこともあったし、母自身スマホを持っている。
パソコンを凝視するわたしに対する母の反応は、その世代にしてみればごく普通のものだったのではないか。わたしだって新しいものをすぐに受け入れられるかどうか。しかしそれは、未知のものへの不安や恐怖から来ていたのだということに気づいて、なんだか妙に清々しい気持ちになった。
そのうちパソコンのワープロ機能を使って板書を取ることが普通になる気がする。大学ではすでに、講義中に気になったことを検索するために、学生が授業の最中に、隠すことなく普通に机上で携帯を使うことも少なくない。将来的には小学生にもこうした習慣が広がるだろう。そうなった時に、自分の生徒が遊んでいない、と、教師たちはどうやって見分ければ良いのだろうか。
Q:新年の抱負は?
A:普段、新年の抱負は考えないのですが(続かないので)、新成人なので考えてみました。子どもたちに、大人ってなんだかかっこよくて楽しそうだな、大人になるのっていいな、と思ってもらえるような、ステキなオトナになりたいです。
原 田 真 帆
Maho Harada(Violin)
新年のご挨拶が大分遅れてしまいましたが、
皆様、あけましておめでとうございます。
(もう時季外れですね・・・汗)
今年も自分の感じたことや疑問など、
いろいろ、ゆるく書いていくと思います。
読みにくい文章かもしれませんが
温かい目で読んでいただけると助かります。
では新年一発目!
常日頃、考えているわけではないのですが、
ふとした瞬間に感じることがあります。
やっぱり音楽ってすごいな、と。
以前お仕事で
とある偉大な音楽家とご一緒したときのお話。
「音楽は例え人種が違っても、
言葉が通じなくても、
音を聴いた時に感じるものは同じ(あるいは近いもの)で、
いわば世界共通語なのです」と。
確かに。
言葉はわからなくても、
音楽を通して何かを共感、共有することができる。
音楽の伝える力について、僕の足りない頭で考えても
「すごい」と感じました。
「長調の音階の音を1つだけ変えるだけで短調になり、
この変化だけで明るい感情が暗くなる。」
もちろん。
音楽をやってる人からすれば、
こんなこと「当たり前」のことですが、
この一つの変化だけで、
聴いた者に様々なイメージを与えることができる。
そんな風に考えてると
「音楽の力、ハンパない」ってなるのです(笑)。
このことについて考え始めてから、
映画(ドラマなども含め)や、
ゲームの見方が変わってきました。
ストーリーを楽しむのはもちろんですが、
以前よりも、BGMに耳を傾けるようになりました。
人によって、
これがオススメ!ヽ(*´∀`)ノ
このシーンが泣ける。゚(゚´Д`゚)゚。
といった推しがいろいろあると思いますが、
観ている人をその世界観にひきずり込む役目を担ってるのは
音楽なのではと思います。
まだまだ勉強中の身ですが、
いつかお客さんを自分の音楽の渦に引きずり込むような
(共感してのめり込んでいただけるような、と言いたいのですが・笑)
演奏家になれたら、と密かに目論んでいる最近です。。。
Q:新年の抱負は?
A:お客さんと距離の近い演奏家になれたらな、と思います。
2013年は自分にとっていろいろありましたが、
音楽をやっていて本当に救われることばかりでした。
なので、もっといろんな人に音を楽しんでいただくべく、
演奏会などを企画できたらな、と思います!
大 宮 理 人
Yoshito Ohmiya(Cello)
年が明けてから初めてのコラムとは言うものの、
もう1月の下旬ですね。
お正月が既にだいぶ前の出来事のような気がしていますが、
2014年はこれから一体、どんな風になっていくのでしょう。
さて、8周目の今回も何を書こうかな~と、
しばらく迷っていました。
そこで、やや唐突ではありますが、
今年の干支にちなんで
「午年生まれの作曲家たち」を調べてみました。
(ただし、近代音楽以降に限定してあります。)
◆1882年(明治15年):ストラヴィンスキー、シマノフスキ、トゥリーナ、コダーイ
◆1906年(明治39年):ショスタコーヴィッチ
◆1918年(大正7年):バーンスタイン
◆1930年(昭和5年):武満徹
◆1942年(昭和17年):三枝成彰
…などなど。
もちろん、この他にも多くの作曲家がいらっしゃいますが、
私自身も演奏したことがあったり、コンサートや録音などで
実際にその作品を聴いたことのある方々の名前を
挙げてみました。
どの作曲家も、それぞれ活躍した時代の影響を色濃く受け、
また同時に、その時代にも影響を与えながら
独自の作品を生み出していったように思います。
上記の作曲家たちの中で今、最も心惹かれるのは、
武満徹氏の音楽かもしれません。
「どういったところが魅力的?」と尋ねられたら、たぶん
「自分でも正直よくわかっていなくて、ただ何となく、
あの響きと間合いが醸し出す雰囲気が好きかな。」
という曖昧な答えになりそうです…(汗)。
今まで現代音楽に積極的に取り組んできたというわけではありませんが、
武満氏の『雨の樹 素描 Ⅰ』『雨の樹 素描 Ⅱ』
『リタニ』(全てピアノ・ソロの作品)および
『妖精の距離』(ヴァイオリンとピアノのための作品)は、
リサイタルや試験でこれまでも何回か演奏してきました。
各曲に対するお客さんの反応は、
好意的に受け取る人、批判的に捉える人、
よくわからないと苦笑する人など、本当に様々でした。
そのこと自体がとても興味深く、
常に新鮮な気持ちで演奏できました。
そして近々、『ビトゥイーン・タイズ』というヴァイオリン、
チェロ、ピアノのための作品を勉強する予定です。
実際にその曲の楽譜を開いて音を出す前に、
ふと、武満氏の著作を久しぶりに読んでみたくなり、
本棚にしまってあったエッセイ集や対談集のページを
めくり始めました。
これが、すごく面白いのです。
読むたびに、新たな気づきがあります。
引用したい箇所は山ほどあるのですが、
きりがなくなりそうなので、自粛いたします(笑)。
何よりも、作曲家自身が考えたり感じたりしていたことを、
原語(日本語)で読むことができるのが、とても嬉しいです。ご興味のある方には是非、おすすめです!
Q:新年の抱負は?
A:「話し上手は聞き上手」ということわざがあるように、日常生活においても音楽においても、昨年以上に自分の耳と心を開いて、人と接することができるようにしたいです。
石 塚 彩 子
Ayako Ishizuka(Piano)
皆様、こんにちは。
近頃の寒さはこたえますね。
朝もなかなかスッキリ起きることが出来ず、
つい寝坊してしまいそうになります。
先日興味本位で実家のある北見市の気温を調べたら、
-20℃でした。
するとたまたま帰って来てるロシアの友達に
「北見、モスクワかよ!」
と言われてしまい(笑)…
こう寒いと何か温かいもの…
できれば汁物などをいただきたくなります。
ラーメンとかラーメンとか。
ということで、今回は音楽の話はさておき(汗)、
最近食べたラーメンで美味しかったところを
勝手に紹介させていただきます!
荻窪 春木屋(写真1参照)
まず何と言っても煮干しの風味が強く、
完飲できるほど美味いスープと、
手もみ麺が非常にマッチしていてgood!
ちょっとだけ高いかも…
広島 可部3丁目(写真2)
イケイケな若い店主がやっている店で、
レゲエのような雰囲気だが、
味は確か。生姜が効いてて美味い。
やや量が少ないようなので、ライスと一緒に頼むと吉。
桜台 ラーメン二郎 桜台駅前店(写真3)
ここは外せない。
二郎が苦手な人もここはいけることが多い。
とってもクリーミィなスープはなかなか癖になる。
二郎にしては驚くほど女性客が多く、
麺半分、麺少なめもよく出る。
府中 ラーメン二郎 府中店(写真4)
ここは好みが全く分かれる。
麺が割る前の割り箸くらいあり、食べてる実感がある麺。
スープも美味いが、ガツンと来る。
女性客は見たことは無い。
赤羽 ラーメン二郎 赤羽店(写真5)
最後に紹介するのは、私が1番好きな二郎。
ここは特殊な注文システムで、
食券買った時にすでにニンニクなどの注文を聞かれる。
狼狽えてはいけない(笑)。
豚、麺(カタメ推奨)、スープどれも美味い!
だが、今さらだがとても量が多いので注意。
麺少なめもやっているはず。
あと、なくなり次第終了ですので、ご注意!
いかがでしょうか? 二郎多めですが(笑)、
あくまで最近食べたところなので、
また紹介できればと思います!
それでは皆様、風邪などひかれませんように!
今から赤羽行こうかな…
Q :新年の抱負は?
A:オン・オフを上手に切り替えられるようになりたいです。そして「自分の音に責任を持つ」ということでしょうか。
あと痩せたい…(でも二郎食べたい)。
小 野 木 遼
Ryou Onoki(Cello)
写真1 荻窪 春木屋
写真2 広島 可部3丁目
こんにちは。
2014年コラム始め! 荒井桃子です。
東京で大晦日の仕事を終え、神戸の実家へ。
今年はいつもよりものんびりと過ごすことができました。
昨年に続き、芸事にご利益があるといわれている
京都の車折神社へも足を運んできました。
昨年の報告と感謝、今年の願いを込めてしっかり参拝。
来年はどんな報告や感謝の気持ちをもって
ここへ来られるかな・・・
来年も良い報告ができるように頑張ろう!と、
神社をあとにしました。
2014年に入り1ヶ月が経とうとしていますが、
その間にも某ツアー遠征やライブ・・・と
有り難い事にたくさんの刺激を受けながら
スタートをきることができました。
3月30日にも今年初となるソロライブが決定!
今年も自分らしく、そして色々な刺激を受けながら
進化し続けていきたいと思います!
皆様、今年もよろしくお願い致します。
Q :新年の抱負は?
A:1人でも多くの方にライブで音楽を届けたい。
シンプルなことかもしれませんが、
伝えることができるのは表現する者として1番幸せなこと。
大きな夢を描きながら目の前にある目標を、
一つひとつを大切に丁寧にクリアしていきたいです。
荒 井 桃 子
Momoko Arai(Violin)
こんにちは!
前回の記事を書かせて頂いてから
気が付いたら年を越し2014年ですね♪
皆様本年もよろしくお願い致します。
さて前回、前々回は楽器の手入れや
出演したコンサートの事などについて触れましたが、
今回は僕のもう一つの音楽活動
アレンジ、楽譜作成関連について触れていきたいと思います。
近年PCのスペックアップ、低価格化に伴い
僕の周りでもプロ、アマ問わず大勢の方が「Finale」、「Sibelius」などの「楽譜作成ソフト」を導入され
誰でも綺麗で本格的な楽譜作成が可能となりました。
もちろんPCが一台あれば
楽譜を作ることは可能なのですが。。。
今回は僕が愛用している
「+あると作業効率が大幅アップする便利グッズ、ソフト」
をご紹介したいと思います。
○MIDIキーボード
これは楽譜だけに留まらず
音楽制作には欠かせないアイテムです。
あると無いとでは大違いなのですが
意外と導入していない方が多いのでまず1番に紹介。
楽譜作成ソフトの場合は
キーボードで演奏した音がそのまま楽譜に反映されます。
例えばピアノパートで「ド、ミ、ソ」の和音を
八分音符で連打等になった時、
本来のマウスでの入力の場合、
ひとつずつ入力する為それをが連打になった際には、
コピー&ペーストやPCキーボードを用いた場合でも
手書きと同じかそれ以上の時間が掛ります。
そんな時にMIDIキーボードがあれば
「ドミソ」を必要な数だけ弾けば
ものの1~2秒で1小節が完成します。
ある程度の慣れは必要ですが
慣れると一瞬で譜面が埋まっていく
スーパーアイテムです(笑)。
○マルチモニター環境
これはMIDIキーボード程ではないですが、
一つでもあると非常に便利な物です。
まずは僕の作業現場の写真を見て頂きましょう。
(写真2 締め切りが近い為大変散らかっています^^;)
僕の環境の場合は全部で4つの画面を使っているのですが
株の取引を行っている訳ではありませんw
1、Finaleメイン画面
2、音源再生用画面
3、Finale追加画面
(プレイバックや良く使うツールを置いておきます)
4、ネット画面
(楽器の音域など情報検索用、あとツイッターw)
といった感じになっています。
もちろんこれはノートPCや1画面のデスクトップPCでも
全て同時に行なえることなのですが、
いちいち画面を切り替えたり、
作業領域が狭くなったりするので
一つでも追加モニターがあると音楽だけに限らず
クリエイティブな作業をする際には
とても有効なアイテムです。
(別に4つは無くても大丈夫ですw)
○波形編集ソフト
これは先程の「写真2」の画面2にあたる音源再生用です。
何に使うかと言うと「耳コピ」にとても有効に使えます。
よく知り合いなどが耳コピなどをする際に見かけるのが
スマホや携帯音楽プレイヤーで再生しながら
音取りをするのを見かけるのですが。。。
「ここの部分をもう一回聴きたい」
ってこと、ありませんか?
指で小さい画面のバーを操作し、
表示時間に合わせても良いのですが、
意外と狙った時間にいかず
かえって最初から聴いた方が早かったり
なんてこともあると思います^^;
そんな悩みを解決してくれるのが「波形編集ソフト」。
僕の場合はフリーの
「Audacity」というソフトを使っています。
もちろんもっと豪華な
「ProTools」や「Cubase」などのソフトでもいいのですが、
そこまでの機能はいらないため、
動作が軽い物を選択しています。
何ができるかと言うと
・好きな所からの再生
・キーチェンジ
・速度変更(元調のままで)
などなど。
最初は「?」かもしれませんが慣れたら非常に便利です。
・再生機能
再生場所に関しては波形で見れる方はそこを狙えば
出したい所からの再生が可能。
よく分からなくても上にタイムラインが出ているため
出したい時間の所にカーソルを持っていくと
好きな所から再生ができます。
また、音源の分割機能もあるので
「このフレーズだけ」といった取り出しも可能です。
・キーチェンジ
これはメドレーの作成や声楽の譜面など
原曲と違う調性で音源を聞きたい時に便利です。
・速度変更
これもまた夢のような機能ですw
「バイオリン・パートが速すぎて聞き取れない!!」
みたいな時に少し遅くしてじっくり聞きとることができます。
※おまけ「イコライザー」
これは僕は使わないのですが
「ProTools」や「Cubase」などのハイエンドなソフトを
使用される場合は凄く便利な機能です。
簡単に言うと
「聞きたいパートの音量を上げられる」機能です。
と言ってもパートを抜き出せる訳ではないですが。。。
高音域を上げれば高い音のパートが、
低い音を上げれば低い音のパートの音量が上がるため、
普通に聞くよりも自分にとって
聞きやすい音源に変更することができます。
他にも紹介出来る物はあるのですが
劇的に作業効率が上がる物を紹介させて頂きました。
フリーソフト以外は導入時に若干の費用は掛りますが、
それ以上の物を得られると自信を持って
オススメ出来るもの達です。
もし月に何曲か書くけれど、PCだけで作業してた。。。
なんて方がいらっしゃいましたら
試してみる価値はあるかもしれません^^♪
Q :新年の抱負は?
A:今年こそ自分の曲を書きたい。
いつも編曲はいっぱいするのですが
「演奏家」、「編曲家」の両立をするので精一杯なので
自分の作品を作る時間を取れるように頑張りたいです。
小 林 幸 太 郎
Kotaro Kobayashi(Cello,Arrange)
写真1
写真2
写真3