〜クラシックで遊ぶ名曲選〜
スギテツ10周年記念ツアー

 

1月11日(土)東京・渋谷区文化総合センター大和田さくらホール
コラボ出演:SHOBI Strings Ensemble/尚美ウインドオーケストラ(指揮・佐藤正人)
【問】サンライズプロモーション東京:0570-00-3337(全日10:00~19:00)

 

1月12日(日)福岡・アクロス福岡イベントホール
コラボ出演:福岡市立福岡西陵高校管弦楽部
【問】キョードー西日本:092-714-0159(平日10:00~19:00・土10:00~17:00)
アクロス福岡チケットセンター:092-725-9112

 

1月18日(土)静岡・焼津文化会館
コラボ出演:静岡県立焼津水産高等学校 吹奏楽部
【問】焼津文化会館:054-627-3111

 

1月19日(日)静岡・沼津市民文化センター
コラボ出演:加藤学園高等学校 吹奏楽部 ブルーウィングス
【問】沼津市民文化センター:055-932-6111
イーストン:055-931-8999

 

2月2日(日)京都・京都府立文化芸術会館
コラボ出演:京都女子高等学校オーケストラクラブ
【問】キョードーインフォメーション:06-7732-8888

 

2月11日(火祝)山口・スターピアくだまつ
コラボ出演:山口県立下松高等学校吹奏楽部
【問】スターピアくだまつ:0833-41-6800
キャンディープロモーション:082-249-8334

 

2月15日(土)兵庫・新神戸オリエンタル劇場
コラボ出演:兵庫県立高砂高等学校ジャズバンド部 Big Friendly Jazz Orchestra
【問】新神戸オリエンタル劇場:078-291-1100

 

2月22日(土)岐阜・神戸町(ごうどちょう)中央公民館
コラボ出演:神戸中学校吹奏楽部
【問】神戸町中央公民館:0584-27-7321

 

〈追加公演〉
2月23日(日)岐阜・瑞浪市総合文化センター 文化ホール
コラボ出演:瑞浪中学校ブラスバンドジュニアクラブ/瑞陵Jr.ブラスバンドクラブ
【問】瑞浪市総合文化センター:0572-68-5281

 

3月9日(日)北海道・共済ホール
コラボ出演:札幌日本大学高等学校 吹奏楽部
【問】札幌公演 チケットインフォメーション:011-622-9999(土日祝日を除く10:30~18:00)

 

3月30日(日)愛知・名古屋市芸術創造センター
コラボ出演:東海学園交響楽団
【問】中京テレビ放送事業部:052-971-2500

 

ーー ベスト・アルバム「SUGITETSU ACADEMICA」がリリースされましたが、東京フィルハーモニー交響楽団と共演なのですね。

 

杉浦「スギテツは、今年2014年に結成10周年を迎えます。それを記念してベストアルバムをつくるという話が持ち上がったのですが、こういった節目にオーケストラとの共演でアルバムを作ることが出来たら、と以前から思っていました。」

 

ーー 東フィルとは、2012年に共演されているのですね。

 

杉浦「演奏会で共演しています。レコーディングに関しては単発でオケとの共演というのはあったのですが、アルバムまるごとオケと、というのは、これが初めてです。

 

普段はピアノとヴァイオリンで成立するように編曲していますが、今回収録した曲は、オーケストラと共演することを想定してアレンジし直しましたので、完成度も高いと思います。」

 

ーー 収録はいかがでしたか?


鉄平「僕たちがやっているような冗談音楽を好意的に見てくださる方も多いので、現場は和気藹々とした雰囲気でした。学生の頃、音楽でちょっとふざけて遊ぶことがあると思うんです。その延長線上に僕たちがいるような感覚です。その心を持った演奏家は多いと思います。」

 

杉浦「一度共演させていただいていますから、僕たちの活動を分かってくださっている、というのもあったと思います。」

 

オペラ歌手5名によるユニット
レジェンドとの出会い

 

ーー アルバムには、新曲も収録されているのですね。


杉浦「新曲はプッチーニの『誰も寝てはならぬ』と、シューベルトの子守歌とを融合させた『誰も寝てはならない子守歌』です。


この曲は、オペラ歌手5名によるユニット、レジェンド(LEGEND)をゲストに迎え、収録しました。スギテツ初の声楽との作品です。」

 

ーー レジェンドとの出会いは?

 

杉浦「レジェンドとは昨年知り合い、彼らの作品のアレンジをさせていただいているんです。

 

彼らは国立音楽大学の卒業生によるユニットで、クラシックだけではなく、様々なジャンルの作品を取り入れてながら全国で活動を展開しています。また、ステージではちょっとした寸劇を行なうなど、エンターテインメントの要素も盛り込まれているので、僕たちと少し近い部分もあるユニットなんですね。

 

今回、収録に協力していただくきっかけになったのは、彼らのラジオ・ミュージカルの仕事だったのですが、彼らからのオファーで、『誰も寝てはならぬ』と、『子守歌』をミックスした、『誰も寝てはならない子守歌』というのをやりたいのでアレンジしてほしいと依頼があったのです。ですから、この作品のアイディアは、そもそもレジェンドのものだったんです。

 

この依頼を受けたときに、これは面白い!と思いまして、僕たちにも、このアイディアをつかわせてほしい、お願いしたんです。

今まではインストルメンタルでの融合でしたが、今回はイタリア語とドイツ語の歌が加わり、これは僕たちだけではできないことだったので、楽しかったですね。今後も声楽が入った冗談音楽をもっと作っていきたいです。」

 

鉄平「声楽家やオペラ好きな方が聴くとニンマリするようなネタですよね。」

 

杉浦「声楽は楽器に比べて、オリジナル作品にも笑ってしまうような要素(歌詞)がある作品もあるので、面白い作品が作れるかもしれません。レジェンドとは今後も一緒に何かが出来たら、と思っています。」

 

1年で更に進化した
金属製ヴァイオリン

 

ーー 私にとってスギテツと言えばやはり鉄道なのですが、鉄道関係の曲もありますか?

 

杉浦「『舞曲「いい日旅立ち」~新幹線開通50周年 memorial version~』です。『電クラ3~線路は続くよどこまでも~』に収録した『舞曲「いい日旅立ち」2011』の改良バージョンです。この作品では、山下工業所製作アルミ製ヴァイオリンを使用しています。」

 

鉄平「前回のCD収録のときも、山下工業所さんから金属製のヴァイオリンをお借りしたのですが、その時は、アルミ製とマグネシウム製とをお借りして、収録にはマグネシウム製を使ったのですね。」

 

※山下工業所の金属製楽器は、新幹線のボディを作る技術(打ち出し板金)を用いて作られており、新幹線のボディにはアルミが用いられている。

 

杉浦「今回はアルミ製で弾いてもらいました。」

 

鉄平「前回は、木製のヴァイオリンのような倍音ではなく、違う音が鳴ってしまっていたのですが、今回のアルミ製ヴァイオリンは前回のマグネシウム製よりも弾きやすく、進化していました。

 

若干ミュートがかかったような音ですが、より木製のヴァイオリンに近い音質になりました。」


ーー 山下工業所の金属製楽器は、形を模倣することが目的ではなく、楽器として成立することを目指しているのですね。

 

鉄平「その点に関して、ものすごく努力をされています。今回使わせていただいた楽器は6作目だそうですが、かなり改良されています。」

 

杉浦「ですから、楽器の成長を記録に残している、という意味では、楽器を製作している方々にも喜ばれています。」

 

ーー 例えば、光のアートは化学の進歩と共にアーティストも進化していく、というお話を伺ったことがあるのですが、アルミ製ヴァイオリンの進化と共にお二人の音楽が進化する、ということも?

 

杉浦「そうですね、アルミのヴァイオリンでしかできない音楽というのがありますからね。


今後、このヴァイオリンにしかない魅力が、成長とともに出てくるかもしれません。」

 

鉄平「この楽器の可能性ということで言えば、ひとつ一つの部品ですね。この楽器がきっかけとなり、改良版の楽器が生まれるかもしれません。

 

例えば、糸巻きの部分がネジ式になっているので音が狂いにくいんですね。

 

ですから、楽器屋さん目線でこの楽器の細部を見たときに、新しいアイディアが生まれそうな気がするんです。

 

カーボン弓は既に一般化されていますよね。そういう意味で、アルミ・ヴァイオリン本体ではなく、部品などの使用が採用された新たな楽器が生まれるかもしれません。過酷な現場で弦楽器を使うスタジオミュージシャン向けの楽器など、今は多種多様な楽器が求められていますから。」

 

ーー こうして実際に演奏して作品にしてくれる演奏家がいるからこそ、技術者の方々も更に上の楽器を、という思いが高まるのではないでしょうか?


鉄平「それよりも、鉄道好きということで、心が通じ合うのかもしれません(笑)。」

 

杉浦「今年は、新幹線改行50周年ですから、記念イベント等でアルミ製ヴァイリンを使った演奏をさせていただく機会が多くなると思います。ぜひ、たくさんの方々に聴いていただけたら、と思っています。」

 

つづく

 

 

取材:向後由美

 

スギテツ結成10周年  SUGITETSU ACADEMICA 10th anniversary Premium Best Album

東フィルとの共演 声楽との融合 アルミ製ヴァイオリン
盛りだくさんのプレミアム・ベスト・アルバム

 

インタヴュー

 

SUGITETSU ACADEMICA
10th anniversary Premium Best Album
with 東京フィルハーモニー交響楽団

 

通常盤:KICC-1107
定価:¥2,500(税込)
発売・販売元 キングレコード

 

〈曲目〉
01剣のずいずいずっころばし
引用:剣の舞(ハチャトゥリアン)

 

02アイネ・クライネ・3分クッキング
引用:アイネ・クライネ・ナハトムジーク(モーツァルト)

 

03犬のおまわりさんの運命
引用:交響曲第5番「運命」(ベートーベン)

 

04美しき青きドナウ河のさざなみ殺人事件
引用:美しき青きドナウ(J.シュトラウス II) ドナウ河のさざなみ(イヴァノヴィッチ)

 

05扁桃腺上のアリア
(松○谷○実→前○清→武○○矢→西○秀○→松○○子→浅○美○子→美○○宏)
引用:G線上のアリア(J.S.バッハ)

 

06ハトヤのカルメン幻想曲
引用:カルメン幻想曲(サラサーテ)

 

07仏よ、人の望みの喜びよ
引用:主よ、人の望みの喜びよ(J.S.バッハ)

 

08ハンガリー舞曲 第5番 変奏曲「日本舞曲 第5番」
引用:ハンガリー舞曲第5番(ブラームス)

 

09舞曲「いい日旅立ち」~新幹線開通50周年 memorial version~
引用:妖精の踊り(バッジーニ)
※新幹線の先頭車両の打ち出し板金技術で作られたアルミ製ヴァイオリン(山下工業所)で演奏。

 

10誰も寝てはならない子守歌 feat. LEGEND
引用:誰も寝てはならぬ(プッチーニ) シューベルトの子守歌(シューベルト)

 

11序曲「暴れん坊将軍」~ロッシーニに捧ぐ~
引用:ウィリアムテル序曲(ロッシーニ)

 

詳細

http://www.ctv.co.jp/event/sugitetsu/index.html#ticket

クラシックの名曲と様々なジャンルの音楽とを融合させ、見ても聴いても楽しいコンサートを全国各地で展開するスギテツが、結成10周年をを記念して、ベスト・アルバムをリリース。
スギテツの杉浦哲郎さん(ピアノ・アレンジ)、岡田鉄平さん(ヴァイオリン)にお話をうかがいました。

写真提供:山下工業所
■素材:アルミニウム合金 A5083 0.8t

■製作方法: 打ち出し板金、ベンダー曲げ、TIG溶接、

 バフ研磨。厚労省・卓越技能章「現代の名工」認定者が製作

■胴長:410mm

■重量:606g (付属品含む)

■ベースモデル: ストラディバリのメサイア

スギテツ オフィシャルサイト
http://www.sugitetsu.com


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