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尾池のブルーマンデー憂さ晴らし

ヴァイオリニスト 尾池亜美

第73回 「ブダペスト散歩と食日記」

こんにちは! 憂さ晴らしのお時間です。
オーストリアはグラーツでの入試を終えてから学校がスタートするまでの数日間、ブダペストの友人を頼って周遊してきました。
 
最近は練習することの他に、散歩するか食かしか思い当たらず、でも行ける限りいろいろな場所へ行こうと、そして行くときは沢山歩くことにしています。
 
でも今回は演奏会運にも恵まれ、初日にはオペラハウスでカヴァレリア・ルスティカーナと道化師を、最終日にはリスト音楽院の立派なホールで諏訪内晶子さんがコンチェルト・ブダペストとメンデルスゾーンで共演し、後半には超快速のチャイコフスキー5番を楽しめました。
コンチェルト・ブダペストは2009年にスタートしたとても若いオケです。メンバーも30代や20代だろうと思える人が数多く居て、ヴァイオリンの男女比を見てみたら男:女が7:17くらい。なんだか新しい風を感じました。
 
団体そのものはバルトークやコダーイがリスト音楽院で教えていた頃、約100年前まで遡るそうで、その歴史について、書かれているブログが有ったので、そっとリンクをしておきます。
http://www.danube4seasons.com/search/essay/00_d4s_2010-05_2.html
 
積極性と若々しさに元気をもらう演奏でした。チャイコフスキー5番に関しては、これまで聴いた中の最速のテンポで、ちょっと目が回ってしまったけど。
 
実は諏訪内氏も初めて生演奏を聴いたので、なるほどこれが!という新鮮さと、「神は細部に宿る」というある友人の言葉を思い出すような、神がかった音程の良さと規律正しさ、そして彼女にしか出せないであろう楽器の音色を深々と楽しみました。
 
さてさて、そして散歩ですが、ここからは写真中心にお送りします。
 
先ず町並みですが、やっぱり建物がかわいいですね。
謎のモニュメントがあります。
 
 
そしてヨーロッパを旅行する際に欠かせないのが市場への探検です。
そしてところどころに落書きや、
オフィシャルなお絵かきや、
こちらはゲットー付近のジンプラ(Szimpla)市場。
こちらは地元民の多い、レヘル市場。
 
どちらも屋根付きで雨もしのげます。他にも中央市場があるけど、ちょっとお高め。とはいえ日本の半分~4分の3くらいの物価です。
かぼちゃの丸焼きや、ハンガリーのフォッカチャ、他にも蜂蜜など手に入れました。
 
グラーツでむしゃむしゃ頂いています。
 
遠くでは、先生の雷の音がかすかに聞こえます。もう遊んでいられないよ、とメールが届きました。本当です(笑)
 
新学期の始まり、始まり。
 
それでは皆さん、良い一週間を。ゴロゴロゴロ....

© 2014 by アッコルド出版

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