top of page

ハーピストSANAEのハープ革命

第11回 「ハープ屋さんってどんなところ?」

こんにちは☆
まだまだ夏気分だったのに
もう秋ですね、早いものです〜
 
ところでみなさま、
ハープ屋さんに行ったことがありますか?
そんなのあるの?という方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
 
ハープというのは特殊楽器で、
街の楽器屋さんにもほとんど置いていないですし、
そういった楽器店でハープの仕組みをご存知のかたも
ほぼいらっしゃらないと思います。
ハープを売る・オーバーホールする等のハープ屋さんだけではなく、
他に、ハープを運ぶのが専門の業者が存在したり、
楽器だけでなく、ハープに関する様々なお仕事も専門的なのです。
 
今回は、そんなハープ屋さんってどんなところ?
というレポートです。
 
いくつかのハープ屋さんが日本にはあるのですが、
そのうちの一つ、銀座のど真ん中にサロンを構える
「銀座十字屋ハープ&フルートサロン」を訪問しました。
 
銀座松屋の向かい、銀座中央通り沿いという
日本でも有数の超一等地にそのハープ店はあります。
入ると、まず目に入るのが、ずらりと並ぶハープの数々、
(写真①:銀座十字屋)
 
実は撮影しきれていなくて、
この他にもたくさん並んでいるのです。
(写真②:銀座十字屋2)
すべて売り物で、
 
かなり高価なグランドハープも展示されていて、
地価も高いけど、楽器も高い〜ww
お手軽価格の小型ハープも置いてあり、
試奏もできますので、気負わなくても大丈夫です〜
 
ここ銀座十字屋さんは
グランドハープやレバーハープなどの楽器そのものを売っている以外に
各種ハープの様々な弦、楽譜、CDも売っています。
 
たくさんのレッスン室も備えていて、
ハープ、フルート、ウクレレ、オカリナやハンドベル教室もあります。
中はこんな感じ。
ずらりと並ぶ防音のレッスン室。
(写真③:十字屋レッスン室)
 
そのうちの1部屋で、
今回はエレクトリックハープの試奏をさせていただきました。
(写真④:レッスン室内部)
 
こちらはサルヴィというイタリアのメーカーの
エコーという機種。
エレクトリックといっても、
ペダルのあるグランドハープタイプで、
アコースティックとしても使える、
エレアコタイプの楽器なのですが、
 
音のアウトなどが多少ちがいますが、
基本的な構造や音の作り方は、
私の使っているブルーのエレクトリックハープと似ています。
(写真⑤:エコー拡大)
 
完全なエレクトリックの楽器とは違い、
このエレアコという種類のハープは
クラシック系から入る人には、
タッチやテクニックなどが類似する部分がありますので
とっつきやすいと思います。
 
ちゃっかり自分の機材持参で伺ったので〜
試奏させていただきました。
ペダルハープタイプですが、
楽器の構造そのものはエレアコということで、
私の持っているレバーハープのエレアコと
同じような扱い方、弾き方で大丈夫で、
 
いくつかの種類の音を出してみたのですが、
集まってこられたサロンの方々が
これまで一度も聞いたことがなかったという
様々な音を出してみたので、驚いていらっしゃいました。
 
このハープは、弦を張ってある場所に
このように音をピックアップするための装置と、
それぞれがラインで繋がっていて、
(写真⑥:エコー裏拡大)
 
ここへ繋がっています。
(写真⑦:エコー付属部品)
 
ちなみに、このエコーという機種は
現在製造完了になっていて、
代わってレインボーという機種が出ています。
(写真⑧:rainbow_a.jpg)
 
敷居の高そうなイメージのハープ屋さん、
初めてでも気軽に試せる体験教室もあるので、
気軽にハープ屋さんに行かれてみても大丈夫です。
 
ちなみに、今回取材した銀座十字屋さんでは、
今年創業140周年を迎えたのを記念して
(すご!超老舗〜)
 
9月1日~10月末までのあいだ
入会金が無料になる、というキャンペーンを
全店舗でやっているそうです。
 
今回の訪問店
銀座十字屋ハープ&フルートサロン 
〒104-0061 東京都中央区銀座3-5-4十字屋ビル8階
TEL:03-3535-2834
http://www.ginzajujiya.com

 

写真①

写真②

写真③

写真④

写真⑤

写真⑥

写真⑦

写真⑧

SANAE(ハープ奏者)

 

日本におけるエレクトリックハープの第一人者として、本邦初の立奏スタイルを採用し、これまでになかった斬新で革新的なハープサウンド、ステージ、新しい演奏テクニックをも生み出す新しい可能性を拓くハーピスト。

 

エレキハープ、エレアコ・ハープ、グランドハープ、レバーハープ、シングルアクションハープ等の様々な種類のハープを弾きこなす。

 

東京音楽大学出身、これまでにハープを篠崎史子、島崎節子、吉田みちこの各氏に師事。

 

最近では2012年ベトナムフェスティバル・メインステージへのソロ出演、2013年7月エレキハープでのライブアルバム「SANAE/SOUHAIT」をリリース。レコ発ライブツアーを東京ほか、全国で3公演開催。

 

現在、日本全国でソロ活動のほか、イベントやライブ、フェスティバル、メディア等への出演や、レコーディングなど、ポップス、ジャズ、ロック、エレクトロ、ダンスミュージックにソウル、映画音楽やクラシック、ミュージカル、民族音楽、ワークショップ講演など幅広く活動中。

 

2014年はFMやまと「大和でNANANA ハーピストSANAEのCome☆音!」番組パーソナリティ。

 

セカンドアルバムリリースの予定もされており、これまでになかったダイナミックで迫力ある斬新なハープの表現が注目を集めている。

© 2014 by アッコルド出版

bottom of page