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↑ウィーンコンセルヴァトリウム私立音楽大学(旧ウィーン市立音楽院)

 

音楽の散歩道

アッコルド編集長 青木 日出男​​

↑ウィーン国立音楽大学

 

ウィーン楽友協会(ムジークフェライン)

ウィーン国立歌劇場で、アイーダを観たのだが、前日までの宿でちょっとしたトラブルがあって、開演には遅れてしまった。

 

次の宿に着いて、「これからアイーダを見に行くんだけどすでに遅れてしまっている」と言ったら、「チェックインの手続きはあとでいいから、荷物を置いて、すぐに行ってください」と親切にも言ってくれた。

 

とにかくタクシーで急いで行ったところ、これなら、帰りは歩いて帰ることができるな、と思った。

 

ウィーン国立歌劇場の場内の係の女性はとても親切で、開演中でも中に入れてくれた。ボックス席のトビラを明けても、演奏に支障が来たさないような構造になっている。ボックス席にいたウィーン人と思われるご老人と、私の後ろの席にいたが学生と思われる人がまた親切に、こちらだと案内してくれた。

 

遅れたことが残念でしかたなかったが、とにかく気持ちを落ち着けようと思った。ウィーン国立歌劇場の場内は、意外に小さいなという印象だった。でも、オペラを楽しむには、このくらいの大きさでちょうどいいと思った。

 

アイーダ・トランペットの出番には間に合った。バンダはオケピットからは離れているので、タイミングが結構難しい。たいていバンダの方が遅れることが多い。息を凝らしてアイーダ・トランペットの出番を待っていた。

 

若干遅れて聞こえてきたのには、驚いた。ただ、客席の位置によってはまた違って聞こえるのかもしれない。

 

ウィーンは大都会だが、名所から名所へ歩いて移動できるのが有り難い。宿にも歩いて帰ったのが、意外と遠く時間が掛かってしまった。宿の人に心配をかけてしまった。

© 2014 by アッコルド出版

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