↑ウィーンコンセルヴァトリウム私立音楽大学(旧ウィーン市立音楽院)
音楽の散歩道8
アッコルド編集長 青木 日出男
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ウィーン国立歌劇場で、アイーダを観たのだが、前日までの宿でちょっとしたトラブルがあって、開演には遅れてしまった。
次の宿に着いて、「これからアイーダを見に行くんだけどすでに遅れてしまっている」と言ったら、「チェックインの手続きはあとでいいから、荷物を置いて、すぐに行ってください」と親切にも言ってくれた。
とにかくタクシーで急いで行ったところ、これなら、帰りは歩いて帰ることができるな、と思った。
ウィーン国立歌劇場の場内の係の女性はとても親切で、開演中でも中に入れてくれた。ボックス席のトビラを明けても、演奏に支障が来たさないような構造になっている。ボックス席にいたウィーン人と思われるご老人と、私の後ろの席にいたが学生と思われる人がまた親切に、こちらだと案内してくれた。
遅れたことが残念でしかたなかったが、とにかく気持ちを落ち着けようと思った。ウィーン国立歌劇場の場内は、意外に小さいなという印象だった。でも、オペラを楽しむには、このくらいの大きさでちょうどいいと思った。
アイーダ・トランペットの出番には間に合った。バンダはオケピットからは離れているので、タイミングが結構難しい。たいていバンダの方が遅れることが多い。息を凝らしてアイーダ・トランペットの出番を待っていた。
若干遅れて聞こえてきたのには、驚いた。ただ、客席の位置によってはまた違って聞こえるのかもしれない。
ウィーンは大都会だが、名所から名所へ歩いて移動できるのが有り難い。宿にも歩いて帰ったのが、意外と遠く時間が掛かってしまった。宿の人に心配をかけてしまった。