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公益財団法人・八王子市学園都市文化ふれあい財団と東京交響楽団とが、来年度より、3年間のパートナーシップを結ぶ。指揮者の西本智実プロジェクトのあとを受けてのプロジェクトである。次のプロジェクトとして、クラシック中心の活動を見据え、0歳から高齢者まで楽しめるものを、ということで、東京交響楽団とのパートーナーシップになった。

 

東京交響楽団(東響)と八王子市とは縁があり、2011年のオリンパスホールの実質上のこけら落としは、東響が行なっている。また、東日本大震災の際に、東響が、本拠地である川崎ミューザの天井崩落によって、本拠地公演ができなくなったときに、ラヴェルのボレロの録音をオリンパスホールで行なっている。

 

東響としては、川崎、新潟に続いて三つめの拠点となる。プロジェクトの全体像としては、5つある。

①オーケストラ公演
②ユースオーケストラの育成
③市民合唱の育成
④トーク&コンサート
⑤小中学校へのアウトリーチ

 

「オリンパスホールの音響は、ミューザ川崎と同じ永田設計によるもので、ホールを楽器として捉える東響としても、オリンパスホールの音響進化に意欲的なものがある。」と東響楽団長の大野順二氏は語る。


オーケストラ公演には、以下のものがあり、東響が育成にあたるユースオーケストラ、市民合唱が参加するものもある。
2014年5月10日(土)ドラゴンクエストコンサート
8月25日(月)夏休みファミリーコンサート
10月13日(月・祝)映画音楽コンサート
2015年1月24日(土)合唱コンサート(ブラームス/ドイツレイクエム)市民合唱と共演

3月28日(土)名曲コンサート 八王子ユース弦楽アンサンブルと共演

 

ユースオーケストラ、ユース弦楽アンサンブルの育成には八王子高校出身の指揮者の川瀬賢太郎氏があたる。川瀬氏は「オーケストラは、社会の縮図でもあります。人と人とがどう関わるのか、そういったことも子供達に伝えていくことができたら」と抱負を語る。

 

また、市民合唱の育成に関しても、1987年からの東響コーラス、また新潟東響コーラス育成での経験も活かし、八王子に相応しい合唱団を育てることを目標にしている。

 

ユースオーケストラ、市民合唱の育成は、東響と財団とのパートナーシップ終了後も継続される。

 

トーク&コンサートは、東響メンバーによるトーク付きの室内楽コンサート。平日の昼間、誰もが気兼ねなく楽しめるコンサートが企画される。オリンパスホール(4/21 12/1)、いちょうホール(7/25)、南大沢文化会館(2月)で予定されている。

 

八王子では小学校の学校鑑賞教室がないので、東響のメンバーが直接学校へ派遣され、子供達の前で演奏する。情操教育、音楽教育の一端を担う。すでにこの事業は開始されており、2014年度は、6~7月に4~5校を目処に実施予定。

 

公益財団法人・八王子市学園都市文化ふれあい財団

http://www.hachiojibunka.or.jp

 

東京交響楽団

http://tokyosymphony.jp/pc/top

 

 

 

 

 

 

八王子に第3の拠点、東京交響楽団

八王子市学園都市文化ふれあい財団

東京交響楽団

パートナーシップ プロジェクト

© 2014 by アッコルド出版

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