ルッツェルン・フェスティバル ARK NOVA 松島 2013

桐朋高校生による学校訪問ワークショップ 於・ 松島町立松島中学校 体育館

レポート

10月9日、「ルッツェルン・フェスティバル ARK NOVA 松島 2013」の関連イベントとして「桐朋高校生による学校訪問ワークショップ」が、松島町立松島中学校 第3学年、4クラス 約 120 人を対象に行なわれた。演奏は桐朋女子高等学校音楽科、今年度高校3年生有志を中心に結成されたMusic Explorer Concert Project(以下MECP)のメンバー。(高見 秀太朗さん、飛田 和華さん、小池 星花さん、金子 遥亮さん、湯浅 江美子さん)

 

MECPは、演奏会開催やイベントへの参加をはじめ、チャリティー演奏会や募金活動、被災地での交流会への参加を通じ、音楽で人の心をつなぐ活動を行なっている。

 

この日のワークショップでは「いろんな視点から弦楽器の響きを感じてみよう!」をテーマにトークを交えたコンサートが約1時間行なわれ、生徒たちは集中した様子で耳を傾けていた。(写真参照)

 

MECPの代表で、ワークショップの司会進行をつとめた高見秀太郎さんに松島でのワークショックの模様をレポートしていただいた。

モーツァルト: アイネ・クライネ・ナハトムジーク、ショパン: エチュード Op10-4、ドヴォルザーク: ピアノ五重奏曲 第3楽章 など、14曲を演奏。

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当日、生徒の皆さんに配布された資料もメンバーが手作りしたもの。

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この活動を支える宗次夫妻と。

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今回のワークショップを担当しました、MECP 代表の高見 秀太朗です。

 

「Music Explorer Concert Project」通称 MECP は、

 

1、演奏機会の少ない学生のアンサンブルや新作発表の場を設けること

 

2、地域と学生との身近なつながりを深めていくこと

 

3、収益金の寄付、募金活動・被災地訪問を行ない、東日本大震災の被災地における音楽教育 支援を行なうこと

 

を目的に、桐朋女子高校音楽科(男女共学)の現3年生有志を中心に結成された団体です。

 

7 月に「東北青少年音楽交流会」に参加し、実際に被災した町の様子を目の当たりにし、またそんな地元の方々と音楽でつながることができ、今後も東北と関わっていきたいという思いがより強くなりました。今回はその時のご縁でこのワークショップを開催させていただくこととなりました。


私は中学生時代、先生方に恵まれ、学校生活を通じて様々な工夫をこらし、多くの「世界に 一つだけの体験」をつくる経験ができました。その中でも音楽を通じて「心をつなげる」経 験は、言葉以上に深く長く心に残っていると感じます。それらの経験から学んだ事や身につけた技術が、今の活動や自分の思いに大きくつながっています。

 

そんな体験をもっと多くの中学生にしてもらいたい!という思いで、未熟ながら「いろんな視点から弦楽器の響きを感じてみよう!ーー 心をつなげる音楽とは?」をテーマに、弦楽器の響きについて、時代・地域によって様々な思いや背景を持った人々が音楽をつなげてきたこと、私たちにとっての音楽の役割などについて、生演奏とともにお話しさせていただきました。

 

クラシック音楽を通じて、遠くの過去から音楽を振り返れば、過去の人々の思いが重なり、より強く、多くの人の心をひとつにすることができるのではないでしょうか。そんな力が伝 わっていればと思います。

 

生徒の皆さんは大変あたたかく真剣に聴いてくださり、とても感動しました。お互いにとって、まさに「世界に一つだけの音楽教室」として心に残るイベントとなったと思います。 さらに魅力的な選曲や双方向性など、今後工夫しさらに研究していきたいと考えています。

 

またこのワークショップの開催にお力をくださった、松島中の先生方、運営に携わってくださった方々、CFJ宗次夫妻に、心から感謝いたします。ありがとうございました。

 

世界に一つだけの音楽教室

 

MECP代表 高見 秀太朗

 

出演者(当日配られた資料より)

 

進行・ピアノ 高見 秀太朗

2歳半よりピアノを始める。2006年全日本学生音楽コンクール東京大会奨励賞、2009 年日本クラシック音楽コンクール最高位。現在、ソロを木村徹、仲道郁代、室内楽を徳永二男、鷹羽弘晃の各氏に師事。また、作曲家/合唱指導者 山崎 朋子先生のもとで学んでおり、東京/調布市立第七中学校合唱部 アシスタ ント・ピアニスト、混声合唱団 七福神 ピアニストを務める。MECP 代表。

 

ヴァイオリン 飛田 和華

3歳よりヴァイオリンを始める。2012年第66回全日本学生音楽コンクール高校の部全国大会第2位。これまでにソロを飯塚直子、辰巳明子、室内楽を毛利伯郎、藤原浜雄、加藤知子の各氏に師事。

 

ヴァイオリン 小池 星花

4歳よりヴァイオリンを始める。2010 年第 3 回国際ジュニア音楽コンクール第 1 位。第4回横浜国際音 楽コンクール第 2 位。第11回日本演奏家コンクール第 2 位。現在、ソロを堀正文、久保良治の両氏に、室内楽を毛利伯郎、藤原浜雄、加藤知子の各氏に師事。


チェロ 金子 遥亮

9 歳よりチェロを始める。第 20 回クラシック音楽コンクール弦楽器部門第 2 位。これまでソロを毛利伯 郎氏に、室内楽を毛利伯郎、藤原浜雄、加藤知子の各氏に師事。校内弦楽オーケストラ「もぐらオケ」部長 であり、幅広いアンサンブル活動に積極的に取り組んでいる。


ヴィオラ 湯浅 江美子

4歳よりヴァイオリンを始める。第 20 回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール中学生の部第5位。 これまでにソロを柿沼紀子、三戸素子、豊田弓乃、室内楽を毛利伯郎、藤原浜雄、加藤知子の各氏に師事。もぐらオケ副部長、MECP 役員など、様々な音楽活動において運営をサポートしている。

 

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