新幹線をつくる手仕事の技
山下工業所・作 アルミ合金製ヴィオラ
東京ミッドタウン「グッドデザインエキシビション」関連イベント会場にて、山下工業所・作のアルミ合金製ヴィオラが展示される。
山下工業所は「打ち出し板金」(=金属の薄板をハンマーで叩いて形を作る)という技術で新幹線のボディを製造する。その手仕事の「技」をもっと多くの人々に知ってほしいという思いから、この技術を用いてアルミ製のチェロを5本、ヴァイオリンを6本(アルミ合金製4本、マグネ合金製3本)製作してきた。ヴィオラは今月19日に完成したばかりだ。
楽器製作にはプロの演奏家、製作家の意見を取り入れるなど、音色や弾き心地を考慮しており、昨年、スギテツ(ピアニスト・アレンジャー杉浦哲郎、ヴァイオリニスト岡田鉄平によるユニット)がリリースしたCD「SUGITETSU EXPRESS(KICC-1017)には、山下工業所が製作のアルミ合金製ヴァイオリンを使用した曲が収録されている(チャイコフスキー「ヴァイオリン協奏曲」変奏曲「夢の超特急コンチェルト」
http://www.sugitetsu.com/discography)。
場所: 東京ミッドタウン内 B1 コートヤード、「THE世界一展」のPRブース
期間:10月30日(水)~ 11月4日(月/振休)、11時~20時(最終日17時終了)
料金:無料
株式会社 山下工業所 http://www.yamashita-kogyosho.com
※BSプレミアムにてアルミバイオリンづくりが取り上げられる。
【放 送】11月6日(水)22:00〜23:00
【再放送】11月6日(日)16:00〜17:00
http://yamashita-kogyosho.blogspot.jp/2013/10/blog-post_5775.html
■素材:アルミニウム合金 A5083 0.8t
■製作方法: 打ち出し板金、ベンダー曲げ、TIG溶接、
バフ研磨。厚労省・卓越技能章「現代の名工」認定者が製作
■胴長:410mm
■重量:606g (付属品含む)
■ベースモデル: ストラディバリのメサイア
※この催しは終了しています