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"Follow The Light"
ヴィオラ奏者 安達真理

 

第14回

「体力的に疲れているけど練習したい時に私がすること」=「音楽と親密になる方法」

Mari Adachi, Vla

 

東京生まれ。4歳よりヴァイオリンを始める.
桐朋学園大学在学中にヴィオラに転向。卒業後、同大学研究生修了。

 

2009年よりオーストリア、ウィーンに渡る。

ウィーン国立音楽大学室内楽科を経て、2013年スイス、ローザンヌ高等音楽院修士課程を最高点で修了。

 

2015年、同音楽院ソリスト修士課程を修了。

 

2013年よりオーストリアの古都インスブルックのインスブルック交響楽団にて2年間副首席ヴィオラ奏者を務める。2015年夏、6年間の海外生活にピリオドを打ち、日本人として改めて日本の役に立ちたいと決意を新たにし、完全帰国。

 

2005年霧島国際音楽祭にて特別奨励賞、優秀演奏賞受賞。
第6回大阪国際音楽コンクールアンサンブル部門第1位およびラヴェル賞受賞。


2006、2007年ヴィオラスペースに出演。『サイトウ・キネン若い人のための室内楽勉強会』に参加。


2007~2009年N響オーケストラアカデミー生として著名な指揮者、演奏家と共演、研修を積む。


2009年小澤征爾音楽塾オペラ・オーケストラ両プロジェクトにてヴィオラ首席奏者を務め、日本と中国にて公演。


2010、2011、2013年とオーストリアのセンメリンクでの国際アカデミーに参加する度、全弦楽器を対象とするコンクールにてソリスト賞を受賞。


2011年バーデンバーデンのカール・フレッシュアカデミーにて、バーデンバーデン管弦楽交響楽団とバルトークのヴィオラ協奏曲を共演、特別賞を受賞。


2011年よりカメラータ・デ・ローザンヌのメンバーとして、ピエール・アモイヤル氏と共に、スイス、フランス、トルコ、ロシアの各地で多数の公演を行なう。またこれまでにアライアンス・カルテット、ルーキス・カルテットのメンバーとしてオーストリア、ハンガリーを中心に公演を行なう。


2014年、バンベルク交響楽団にて首席ヴィオラ奏者として客演。


2015年、ローザンヌ室内管弦楽団とマルティヌーのラプソディー協奏曲を共演。
同年夏、モントルージャズフェスティバルに出演。クラシック音楽のみならず、幅広いジャンルで活躍。


世界的なヴェルビエ国際音楽祭にて、アマチュアの人たちの室内楽のレッスンにあたるなど、指導者としても活動を始めている。


ヴァイオリンを篠崎功子氏、ヴィオラを店村眞積氏、ジークフリード・フューリンガー氏、今井信子氏、ギラッド・カルニ氏、室内楽を、東京カルテット、ヨハネス・マイスル氏に師事。その他国内外にて多数のマスタークラスを受講。


http://www.mariadachi.com
 

https://twitter.com/AdachiViola

 

https://www.facebook.com/mari.adachi.viola

 

聡明な解釈と美しい音による豊かな表現。彼女はアーティスティックな才能を持っている。』

——ギラッド・カルニ(ローザンヌ高等音楽院教授、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団首席ヴィオラ奏者)

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日本が誇る若手ヴィオラ奏者の安達真理さんの

無料レッスンを受ける事ができます。

 

ヴィオラ、ヴァイオリン、そしてクァルテットもレッスン対象です。

 

ふだん悩まれている事など、なんでもオーケーです。

 

スカイプを使用しますので、

世界中どこからでもレッスンを受けることができます。

 

●レッスンは約30分

●その様子がメルマガで配信されます。

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●レッスンを受ける方は顔出しオッケーであること。

 

お問い合わせ等、こちらから、ご相談を承ります。

時々譜読みの山に追われて必死で読んで、一日の最後にもう1時間くらい練習出来る時間が残っている時があります。

 

譜読みで目も頭も疲れていて、とても精力的にガシガシさらえる体力は残っていないけれど、「音楽と、楽器と、もっとコミュニケーションしたい」という心の叫びが聞こえた時に、私が個人的にしていることをご紹介しようと思います。

 

私はこれをすると、心がホカホカするというか、「今日もいい一日だったな」と、いい気分でその後お風呂に入ることが出来ます♪

 

効果的な練習法というより、一種のリラクゼーション方法だと思ってお読みいただければと思います。

 

私の場合は、バッハの無伴奏組曲から技巧的な曲まで、その時弾きたいと思う曲を、まず練習レパートリーの中から選びます。

 

そして、自分の中の最大限のイマジネーションを使い、自分の体のバランスの心地よさを感じながら、ひたすらゆっくり弾いていきます。この時に、本当にいい音を出そうとするのがコツです。

自分がひたすら気持ちいい、そして、その音ひとつひとつにふさわしいと思う音程、音色、ヴィブラートから生まれる音の振動に身も心も委ねます。

 

自分の愛する音に包まれるというのは至福のひとときで、気がつくと、疲れていたことも「いい音出そう」と意識していたことも忘れ、ただただ音楽の中に生きている感じになっていきます。次第に楽しくなってきて、1時間半くらい没頭して色々な曲を弾いていることもしばしば。

 

おそらく私にとっては瞑想のような役割なのだと思います。

あらゆる雑多なマインドと体の強張りを、大好きな音楽で解きほぐしていくような感覚です。

 

必死に練習している時とは違い、この時に新しいインスピレーションを得ることもよくあります。

 

人間、心地よくリラックスし、それを心から感じ堪能するということも、大事なことだなと思います。

 

末永く、音楽と生き生きと付き合っていきたいと思います。

 

今回ご紹介したのは、すごく個人的な方法なので、皆さんとシェアするのが少し恥ずかしい気もしますが、皆さんも自分だけの特別な「音楽と親密になる方法」があったら、コッソリ教えてくださいね♪

© 2014 by アッコルド出版

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