top of page

ハーピストSANAEのハープ革命

第21回「弦が切れるとき」

こんにちは。
エレクトリックハープのSANAEです!
あっという間に初夏、
ハープにとっては弦の切れやすい季節到来です!
(春以降)
 
アッコルドの読者のみなさまの心をぎゅっとつかんではなさない
いわゆる弦楽器、ヴァイオリンやヴィオラ、チェロなどの弦楽器も
やはり春夏は弦が切れやすかったりするのでしょうか?
 
ハープの場合、
グランドハープは47弦もあり、
ひとそろえするのにだいたい10万円くらいかかります。
ハープのガット弦の場合は、
たくさん使ったから切れる訳ではなくて、
温度や湿度に左右されることが多いのですが、
 
なにしろ弦の数が多いのと、
多くのハープ奏者はグランドハープ1台のみ所有ではなく
たくさんのハープを所有しているので、、
 
私の場合でも
グランドハープ47弦+
エレクトリックハープ32弦+
ケルティックハープ27弦
=合計106種類の弦のストックが必要、という
(1本1本ちがうので)
 
弦の切れやすい季節は死活問題なのですー
 
あ、エレクトリックハープのSANAEですが、
グランドハープも弾くんですよ☆
(写真:SANAEグランドハープ)
 

SANAE(ハープ奏者)

 

日本におけるエレクトリックハープの第一人者として、本邦初の立奏スタイルを採用し、これまでになかった斬新で革新的なハープサウンド、ステージ、新しい演奏テクニックをも生み出す新しい可能性を拓くハーピスト。

 

エレキハープ、エレアコ・ハープ、グランドハープ、レバーハープ、シングルアクションハープ等の様々な種類のハープを弾きこなす。

 

東京音楽大学出身、これまでにハープを篠崎史子、島崎節子、吉田みちこの各氏に師事。

 

最近では2012年ベトナムフェスティバル・メインステージへのソロ出演、2013年7月エレキハープでのライブアルバム「SANAE/SOUHAIT」をリリース。レコ発ライブツアーを東京ほか、全国で3公演開催。

 

現在、日本全国でソロ活動のほか、イベントやライブ、フェスティバル、メディア等への出演や、レコーディングなど、ポップス、ジャズ、ロック、エレクトロ、ダンスミュージックにソウル、映画音楽やクラシック、ミュージカル、民族音楽、ワークショップ講演など幅広く活動中。

 

2014年はFMやまと「大和でNANANA ハーピストSANAEのCome☆音!」番組パーソナリティ。

 

セカンドアルバムリリースの予定もされており、これまでになかったダイナミックで迫力ある斬新なハープの表現が注目を集めている。

先日も自宅のグランドハープの
いちばん太いガット弦(いちばん高価)が
いまにも切れそうになり
今回は、弦の切れるときというレポートです!
 
自宅で練習していましたら、
「ミシッ! ミシッ!」といやーな音がして、
ガット弦のいちばーん太くて、
いちばーん値段の高い弦の音程がどんどん下がる、
 
あーーー!きたー!
(写真:切れそうな弦1)
ハープの低弦が切れる時はけっこう危険なのです。
グランドハープは張力が1トン弱あったりするので~
スチール弦などは、
オーケストラが止まる程の爆音を立てて切れ、
すさまじい速さで切れた弦が飛んでくるので
瞬間的によけないと
手を切ったり、
顔を切ったり、
ケガをしますーーー!!
 
弦は、
いくつもの細い糸のようなものを縒ってつくられているのですが、
この弦は、そのよってあるものも
ほどけてきています。
※巻き付けてある部分の下あたり
(写真:切れそうな弦2)
前述のとーり、
太い弦は切れるときが危険なので
もう張り替えることにと思ったら
切れました(笑)
 
切れた弦はこのようになっています。
弦というか。。
どうみても、「さきいか」
(写真:切れた弦)
こういうおつまみ売ってますよね(笑)
見れば見るほど、
ビールが欲しいwww
(※のんべえ。)
 
あ、ちなみに、
私、自分のライブのときは
ビールなどお酒ひっかけてから弾いております。
そうすると、
「このアドリブのフレーズ天才!」
と思えるような、
自分でもビックリなアドリブがときどき炸裂するのです(笑)
 
もしよかったら、みにきてくださいね。
 
もとい。
この太いガット弦は何年も頑張ってくれて、
弦のうえのほうだけでなく、
あちこち限界に達していました。
 
この部分は、みるからに
もうギリギリな感じです。
(写真;切れそうな弦3)
ちなみに。
エレクトリックハープは
カーボン弦が主体なので
氷点下の気温でも、
真夏の野外ステージでも、
弦が切れることはまずありません。
丈夫なのですー。
 
この弦の写真を見ていると
ビールが飲みたくなりますね。
今年の夏もおいしいビールが
たくさん飲めますように☆
(※一年中ですがw)

© 2014 by アッコルド出版

bottom of page