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東京藝術大学の学祭「藝祭2013」、「作曲科試演会Ⅱ」に出演。
新曲『循環』のメンバー:左からva.渡部咲耶、comp.長谷部瑞季、vn.原田真帆、cond.浦部雪、尺八.長谷川将也、vc.グレイ理沙

ヴァイオリニスト 原田真帆

音楽×私

9人のリレーコラム お正月バージョン

メンバーに訊きました」その1

ーー 今年はどんな1年でしたか?

 

充実していました。大学1年生の時は、とにかく世界を広げたいと思っていましたが、2年生になって今度は良きご縁を深めていった感じ。

 

「わたし」が「今」だからこそできることをいろいろさせてもらう機会がありました。

 

オーケストラ、ソロに合奏、様々な編成の室内楽で、クラシックのスタンダードナンバーやいくつかのマニアックな作品、時に新作を演奏しました。結果的にまた新しい世界にも踏み込めた気がします。

 

専門外の分野、例えば教職課程の心理学や和楽器、一般教養の文学の授業などもとてもおもしろかったので、今年は多角的に勉強できたなと思います。

 

ーー 「音楽×私 9人のリレーコラム」は8月にスタートしましたが、約5か月、連載を担当していかがでしたか?

 

ます、この連載のお話があったとき、とても嬉しかったです。文章を書いてどこかに発表したい、誰かに読んでほしい、という気持ちをずっと持っていましたから。

 

かと言ってブログをまめに更新し続ける自信はなく、未だに開設していません。

 

ブログはブログで、読者を得るのがなかなか難しいですし……。

 

一読者だった頃は、尾池亜美さんってすごいなぁ、と思いながらコラムを読んでいました(笑)。

 

実際に書き始めてからは、軌道に乗ってくるともりもり書けるのですが、毎回調子が出てくるまでに案外時間がかかります。

 

入稿したあとすぐはまだ腕にノリが残っているので、原稿送信完了した瞬間、次の原稿の内容を長めの箇条書きで書き出すようにしています。

 

そのあと1・2週間はだいたい発酵期間という名のお休みです(笑)。

 

そして実は、文章よりも絵の方が手間がかかります。文章は通学の新幹線の中で進みますが、絵は机が揺れると描けないからです!  だいたい絵はいつも締切ギリギリです(笑)。

 

(つづく)

© 2014 by アッコルド出版

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